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存問の句を吟じ合ふ蛙かな
皆さまごきげんよう。5月に入りましてもう「立夏」も目の前ということで最近少しづつ蒸し暑さを感じるようにもなりましたけれども如何お過ごしでしょうか。「八十八夜」が早くも過ぎてしまったというのがなんだか信じられませんわね。
さて表題の句なのですけれども、これは丁度一月ほど前に詠んだ句でして、普段わたくしは主にこちらで主催させて頂いております俳樂會と、所属している句会で勉強させていただいているのですけれども、今回は何度かお世話になっております 俳句サークルむつきの会 さまにお邪魔いたしまして、出稽古と申しますか、いつもとは異なる場に参加させていただきました。
先日その結果が出たということで今日はそのご報告になりますわね。
今回は兼題が「初桜」「蛙」「復活祭」でしたので、わたくしは次の3句を投句させて頂きました。
米研ぎの静かに復活祭の朝
存問の句を吟じ合ふ蛙かな
一秒を追ひ抜くやうに初桜
わたくしの結果と致しましては望外でして、いくつか特選も頂けたようで嬉しゅうございますわ。
今回選句をしていて感じましたのは、たまにお外に稽古に出てみると新たな発見があって勉強になるということかしら。
やはり句会でしたり結社にはそれぞれ特色がありまして、俳風の異なる方でしたり選の入る傾向が異なったりもするので、いつもの句会は大切にしつつも、他の場所に足を運んだりすると学びが深まるように感じますわ。
どうしてもわたくしの主催する場だけですとわたくしの色になってしまいますので、こうして客観視する場というのは大切ですわね。
むつきの会様、貴重な機会を用意して下さいましてありがとう存じました。
重ねて、さとう様、取り纏めありがとう存じました。
芙蓉セツ子
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