和装本を作ってみました
皆さまごきげんよう。
毎晩冷えるようになりまして、時折冬物の羽織りが欲しくなる晩秋の空ですけれども、如何お過ごしでしょうか。
さて、わたくしはと申しますと今週はあるものを作ることに没頭しておりました。
それが、こちら――。
和装本と呼ばれているものを作っておりました。
西洋の製本技術とは異なりまして、表紙も本文も全て和紙が用いられております。大昔から作られているものですから、和糊や絹糸も含めまして本全体が本邦の自然を活かした素材とも申せますわね。
さて今回は初めての和本作りということで、先日参りました「神田古本祭」で手に入れました和本を参考に――、四つ目綴じと呼ばれる形式の小本(文庫本の大きさ)の自由帳のようなものを制作してみましたわ。
このような感じで40頁ほど書くことが出来るようになっております。
天地は「角裂(かどぎれ)」と申します布を当てておりまして、これも古来より受け継がれてきた製本の手法だそうでしてよ。これで本が長く保ちやすくなるそうですわ。少し難しゅうございました。
お裁縫は子供の頃、少し西洋の刺繍をしていたことがあるのですけれども、久々に手芸のようなことをしてみまして今回楽しゅうございましたわ。
まだ和紙が沢山残っておりますし、もう少し上手く作れそうな気も致しますので、今後も「和装本作り」挑戦して参りたく存じますわ。
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