20181111節子の朝陽

朝陽は意味深ぽいことを言ってくる

島の暮らしはのんびりしているように思われるだろうが、
実は、都会の暮らしよりも忙しいのではないかと思う。

仕事や家事や表現活動の合間に、
草刈りは必要だし、
集落や地域の濃厚なつながりの中で
作業やイベントやおつきあいもいっぱい。

自分の人生の時間をどうつかいたいか、
自分にとって何が大切か
芯をしっかり持って
優先順位をつけて選んでいかないと
ふりまわされて
容量オーバーのポンコツ野郎になってしまう。

この週末は優先順位の高い予定ばかりが
ひしめきあっていた。

校区の小学校の学習発表会と135周年祝賀会、
素敵あやしい仲間たちが集う泊まりがけの宴【草bar】、
集落の溝にたまった砂のお掃除作業、
お日様の下で美味しいものが楽しめる奄美バル。

めまぐるしかったが、
たくさんうたえたし
うれしい人たちにも会えた。

わたしにとって大切なのは、
それがたとえいびつな形であっても
わたしそのままで存在できること。

このところ
そんな場を共有できるつながりに恵まれて
ありがたい。

楽しく飲み語りした帰りの朝陽に
「ありがとう!」って言ってみたら
「人生は思っているより単純だよ」って言われた。

朝陽はあいかわらず
意味深ぽいことを言ってくる。


*ふやよみ あおきさとみ*

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