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お疲れ様でした。

今日、私の仕事場から、一本の鉛筆が引退していった。

もうそのまま持つには短かくなりすぎていて、補助軸を付けて使っていたのだが、それもそろそろ限界である。この鉛筆とともに過ごした日々が懐かしく思い出され…たりはしないのだが、かと言ってすぐにポイと捨ててしまうのも忍びないような気がして、なんとなく机の上に置いたままにしている。

絵を描くのにはもう使えないが、何かちょっとメモしたりするぐらいならできるだろう。しばらくここで、セカンドライフを送ってもらおうか。


ふやよみ 青木薫

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