生を企画する

俺はその昔底辺vtuberだった。今は心機一転底辺配信者である。

vtuberをやっていた時、思ったことがある。それは…
vtuber企画しすぎ!!
である。

なんでも企画したがるのだ。あいつら。コラボすれば企画、視聴者と遊べば企画。企画を考える企画。正直このノリが苦手であった。なんと言うか、企画という言葉を安売りしすぎて、ウェイトが低くなってるように感じたのだ。

そんな俺の憂いをよそに、他のvtuber達は毎日楽しそうに企画をしていた。側から見たらなんでもないようなことでも楽しそうにしていた。羨ましかった。

だから俺は生を企画した。「電車に座ってみた!」「一駅分歩いて見た!」「取引先に怒られて見た!」「生きて見た!」と、さまざまな企画を実施してみた。

なかなかどうして、楽しいじゃないか。企画にすればいつか終わると思えるから嫌なことでも気持ちが楽だし、なんでもないことをさも面白いように心の中で実況すると、本当にだんだんと面白くなってくる。

俺はこれからも生を企画して、イマジナリーリスナーと一緒に俺という配信を盛り上げていきたいと思う。

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