たぐいまれな納入品
「ご注文の品が出来あがりました」
そう外注先からメールが入っていた。
納期をお客様からせっつかれていた私は
「今日にでも取りに伺っていいですか?」
とメールを読み終わると同時に電話をとり、
アポイントを取り付けた。
15時過ぎなら
会社にいると言う。
それがないと仕事が初められないという
ポイントになる製品だったため
午後の予定をキャンセルして
外注先に製品を取りに行くことを決めた。
そうして持ち帰ってきたのが
これだ⬇️
設計した技術者にこの写真を送ったところ、
「アングルの先端が裂けてはいるが、
ほぼ設計通りだ👍」
という満足げなLINEが返ってきた。
「この仕事をやっててよかった」
と思えるのはこんな時かもしれない。
この写真はカブトムシだ。
そして、わたしがカブトムシを外注先から持ち帰ったことも事実だ。
なぜなら、カブトムシを見た我が息子はきっと喜ぶだろうと思ったからだ。
もちろん、頼んであった製品も持ち帰ったが、それはまた、後日話そうと思う。
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