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【8】小2の息子に死ねと言われた時の気持ちを僕は何に例えよう。
1ヵ月チャレンジ8日めは「最近怒ったこと」です。
自分はそんなに怒るタイプではありません。
低血圧の体質なのか、顔中赤面して頭に血がのぼって・・・みたいなのはほぼ皆無。
でも日常では割とささいなことにイラッとすることは結構あります。運転中なんかは多いかも。
安全運転を心がけているにもかかわらず、無茶な割り込みや交通マナーを守らない車に出くわすとイラッとしてしまい、そのあと嫌な気分を引きずりがちです。
でもね、この感情には意外とこっちの自分勝手な面が潜んでることも分かってるんです。
それは「自分はちゃんとしているのに」という強い気持ちです。
交通マナーを守らない車が良くないのは当然なんですけど、それプラス自分の「こっちはちゃんとしているんだからお前もちゃんとせなあかんやんけ」という強い気持ちが、より怒りを増幅させているんだと感じます。
こういう他人に出くわした時の一番の対処法は、我関せずです。スルーが一番。
自分がちゃんとしていることは、他人がマナーを守らないのとは本来は無関係のはず。
「ちゃんと運転している」のは当然のことであって、それはそれとしておいておく。
マナーを守らないドライバーがいても、自分のそれとは結び付けない。手放す。
それが自分なりのアンガーマネジメントだと心得ています。
イラッとしちゃうのは仕方ない。反射みたいなものだもの。
その後が肝心だし、対処の仕方によってその日のイライラ度みたいなものも随分変わってくるはず。
少し話がずれました。閑話休題。
最近怒ったのは、小2の息子に対してです。
その結果、なんと「死ねッ!」と言われちゃいました(てへぺろ)。
息子とのトラブルのきっかけはいつも大体ゲーム。その時も多分にもれずswitchのことでトラブルが発生。
ニンテンドーswitchを持ってる人なら分かるかと思いますが、ジョイコン(コントローラー)のスティックについてる先端のゴムを息子が取っちゃったんです。
このゴムがまた特殊なつくりをしてまして、ただはめるだけでは直らない代物なんですよね。裏側に突起がいくつもついていて、本体側の小さな凹みに全てぴったり合わせないと元通りにならないようになってるんです。
でもまあ、自分も長年父親をやってますので、子供のそういった些細なイタズラにはもう慣れてます。
そのことに対して注意はしましたが、全然怒るようなことではありません。
ゲームに夢中な息子に対して注意するべく、以下のようなやり取りがありました。
「あーあ。こんなん取ったらあかんよね」
「だって取れてんもん」
「取ろうとしないと取れへんでしょ。なんで取ったの?」
「床に擦り付けてたら取れてんもん」
「そうなんや。何をして取れたのかは知らんけど、ゲームは〇〇〇のだけのものじゃないでしょ」
「〇〇〇のやし!!」
「もっと大事にしないとあかんでしょう」
「勝手に取れただけやし!!」
「そもそも擦り付けてたのは誰?〇〇〇でしょ?しかもコントローラー2個とも取れてるやん。わざとと思われても仕方ないよね」
「わざとじゃないし!!」
もうこの辺で、僕はイラッとし始めてましたw
でも、まったく非を認めようとしない息子くん。
どうやら息子の方も泣きそうになりながら、爆発しそうになっているのが分かります。
「1個だけじゃなくて2個取れてるってことは、2個目はわざとじゃないのかな?」
「ちがうし!!勝手に決めんな!!」
激高する息子。売り言葉に買い言葉で、僕も応戦します。
「なんで素直にごめんなさいができへんの!?みんなのものを大切にできへん人にもうゲームは使わせたくないなあ」
そう言ったところで息子は我慢の限界がきた様子。
泣きながらそばにあったクッションを叩きつけ、「死ねッ!!」と叫んだのです。
日ごろから死ねだのきしょいだののマイナス言葉は言ってはいけないよ、と話しているのですが、とうとう我慢できないで口に出たみたいです。
でもそこは知恵を働かせて、クッションに対して言ってるように見せかけていました。
「その死ねはお父さんに言ったんなら、本当にゲームは禁止するよ」
「違うし!クッションに言うたんやし!!」
自分はこの一連の流れの中で、ゲームから目を離さないままその場しのぎの屁理屈を繰り出す息子に対して徐々に怒りを感じていましたが、息子の発した「死ね!」でその怒りはどこかに消えてしまいました。
その代わりに割とショックを受けました。
まあ思春期であれば激しい親子喧嘩の中で、そういった言葉を発したりもするでしょう。恥ずかしながら自分もそうでしたし。
でもまさかこんなに早い段階でそういった言葉をーたとえクッションに言ったと言い張ったとしてもー投げつけられるとは思ってもみませんでした。
普段は割と明るく朗らかなタイプの息子ですが、ゲームのことになるとムキになったり凶暴な面を見せます。
大体息子とのトラブルはゲームがらみのことが多いです。今回もやはりゲーム。
大好きなゲームができなくなるかもという絶望から、最悪の言葉を発してしまったのでしょう。
次の日、冷静になった息子から謝ってきました。
こっちはこっちで、お父さんがなぜ注意したのか、これからはどうしたらいいのかを説明し、息子も納得し、解決したのでした。
今の子って割とカジュアルに「死ね」というワードを口にすることは知っていたのですが、やはり自分に向けられるとショックではあります。
自分も思春期はそういう時期があったのですが、その時の親の気持ちが本当の意味で分かりました。
自分の子どもにそういった言葉を投げつけられるのは本当に嫌な気持ちしかしません。
でも息子くんがなぜそこまで言ってしまったのか。そこも今後は考えて改善していく必要があると感じた一連の事件でございました。