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私を励ましてくれる言葉『人生をもっと楽しんでやろう!驚いてやろう!』 キム・ヘナムより
キム・ヘナム 精神分析医。1959年、韓国ソウル生まれ。40代前半で*パーキンソン病を発症。死を願うほど絶望する日々をすごすも、「大切な今を台無しにしてはいけない」と気持ちを切り替える。数々の書籍を送り出し『もしわたしが人生をやり直せたら』は2015年出版されて以降ロングセラーとして読み継がれている。
ある研究では、心配事の4%は自分の力では解決できないようなこと、残りの40%はただの取り越し苦労、30%はすでに起きた出来事に関すること、22%はごくごく些細な悩みごとだと言っています。
つまり、大切な時間とエネルギーを、考える必要のない96%のことに吸い取られて、今日を楽しめずにいるのです。これについて、インド人宗教家のオショー・ラジニーシは、次のように語っています。
「人生とは経験であって理論ではない。人生とは生きることであり、経験し、享受することである。」
頭で考えているだけで疲弊してしまうような生き方は、もうやめにしませんか。オショーの言葉のように、人生とはただ生きることであり、経験して享受することです。
キム・ヘナム著岡崎陽子訳
「人生をもっと楽しんでやろう!驚いてやろう!」
人生を楽しんでやろうと決めた人なら、どんな環境でも新鮮で不思議で、驚くべきことを次々と発見できるはずです。
恋愛がよい例でしょう。相手のことをよく見ているので、ちょっとした髪型の変化も目ざとく発見し、「ステキだ」とほめちぎります。理解を深めようと、相手が好きだと言った映画や音楽に手を伸ばして努力したり、相手の好みそうな情報を得ればいち早く教えてあげたいとも思います。そうやってお互いへの好意を深め、より気を配り、もっと好きになります。
これと同じように、「人生をもっと楽しんでやろう、驚いてやろう」という心がけがあれば、世界は今以上にときめきに満ち、面白くなっていくはずです。
キム・ヘナム著 岡崎陽子訳
私自身、物事がうまくいかないときや、苦しい状況に立たされた時、しばらくの間は、やさぐれたり、ふてくされたりしてしまうんですけど(笑)、時間がたったら、気を取り直して、「どんな人生も楽しんでやろう!驚いてやろう」って自分を励ますんです。
そう考えると、失敗や挫折さえも、「人生の驚き」として、なんだか味のあるものになってくる。
また、ビビりなところもあるので、ちょっと勇気が必要になった時も、「人生をもっと楽しんでやろう!驚いてやろう!」って。そこにもう一つプラスして「もっと面白がってやろう!」を勝手に入れる(笑)。そうすると、未知のことや、まだ経験したことがないようなことにも、不思議と飛び込んでいきやすいんですよね。
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