1日で25,920回
和みのヨーガは「世界で一番楽なヨーガ」と言われていますが、3つだけお約束があります。
・鼻から息を吸いましょう
・体に意識を向けましょう
・考えすぎない
このいちばん始めのお約束『鼻呼吸』について今日は紐解いてゆきます。
鼻は身体の空気清浄機です。
鼻毛や粘液、副鼻腔、扁桃リンパ組織などによってホコリや異物の侵入を防いでくれます。
さらに体内に入る空気を温め、湿度も適切なものにして肺まで届けてくれるので、肺へ負担をかける事なく呼吸ができます。
され、これが口から空気を吸った場合はどうなるのでしょう?
外気のまま、ホコリや異物はそのまま、温度も湿度もそのまま体内に入ってしまい、肺への負担が増えます。
さらに口を開けているために口が乾燥し、虫歯や口臭などの原因にもなります。
喉も乾燥しているためにウイルスが増殖しやすくもなります。
口が開きっぱなしになるため、顔の筋肉も衰え、唇が腫れぼったくなったり、歯並びが崩れる原因にもなってしまいます。
私たちは1分間でおよそ18回の呼吸をしています。
1時間で1080回
1日で25,920回
こんなにたくさんの回数を毎日無意識にしています。
この無意識の呼吸が変われば、とても大きな影響を体に及ぼします。
ヨガをしている時だけでなく、日常的にも鼻呼吸できるようになると、もっと体が喜ぶはずです。
最後に、鼻呼吸をしやすくする筋トレを紹介します。
かの有名な「あ・い・う・べ」体操です。
思いっきり「あーーー」「いーーー」「うーーー」「ベーーー(舌を出して)」と言うのです。
(ちなみに和みのヨーガでも「あっかんべー」とする手当があります。)
私は寝ているときにぽかんと口が開いてしまうので、あいうべ体操をしています。
1日30回が目安だそうですが、本当に思いっきりやると5回もすれば疲れてしまうので、何セットにか分けてやると良いでしょう。
おすすめは『トイレに入る度にやる』
トイレであれば、どんな顔をしていても他の人に見られることはないし、1日に何回かやるチャンスがあるので1日トータル30回に難なく近づけます。
意識して、体が喜ぶ呼吸を1回でも多く積み重ねてゆきましょう。