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「Design」を英和辞典と英英辞典で調べてみた

こんにちは。ふわりです。

今回は「Design」という英単語の意味について辞書で調べてみました。

前置き

こちらの前置き、全て書き終わった後に追記しております。

この記事はよくあるまとめ系記事ではなく、ふわりが何でだろう?→なるほど、これも調べてみよう→なるほど、これも調べてみよう→なるh…という無限ループに近い掘り下げを時系列のままに記録したものです。

助長に感じる部分もあるかもしれませんが、ゆるりと広い心で読んでいただければ幸いです。

また英語に関しても大学で言語学専攻してた、とかネイティブレベルでペラペラと言うわけではありません。使用した辞書も最新の版ではありません。

あくまで「趣味レベルで辞書に載っている意味を考察している」ことを念頭に置いていただければと思います。

それでは、いってらっしゃ〜い!(夢の国風)

なんで辞書引いたの?

先日「広告がなくなる日」(牧野圭太さん(@MAKINO1121)著)を読みました。

牧野さんが経営する会社「DE」の由来は「脱」という意味を持つ英語の接頭語から取っているそうです。

そこでふと思ったのが「デザインってde+sign」じゃん、ということ。

サインを脱するってデザインとは真逆の意味のように思えます。

もともと英語は好きなのと「分からん言葉は辞書を引け!!」という予備校の恩師の言葉が体に染みついていたので、久しぶりに辞書を引いてみることにしました。

使用したのは

・大学受験以来のお付き合い「ジーニアス英和辞典 第4版」さん

・大学入学後に買ってみたけどあまり出番のなかった「オックスフォード現代英英辞典 第9版」さん

ジーニアスさんで「de」を調べる

「脱」以外にも意味がいくつかありました。

①下降

②分離・除去

③否定

④強意

⑤悪化・避難

④強意の意味がありますね!

例には「declare(宣言する、断言する)」や「define(定義する)」が挙げられています。

「declare」の原義は「完全に(de)明らかにする(clare)」。

「define」の原義は「終結する→限界を定める→定義する」とありました。

ここで一つ発見。

「不要な要素を削ぎ落とす=脱って情報整理だ!」

オックスフォードさんで「de」を調べる

"de" を引くと

the opposite of decentralization(decentralizationの反対)

②removing(取り除くこと=

意外とさっぱりした解説でした。

では①のdecentralizationとは何なのか。

オックスフォードさん、ジーニアスさんを行ったり来たり…

要約すると「centralize=中心に集める」の反対(deが否定の意味で使われている)。

つまりdesign=signを中心に集めると解釈できそうです。

心の声

さてここで心の声が囁きます。

「design」を辞書で引いてないよ…!

というわけで引いてみましょう。

ジーニアスさんで「design」を調べる

原義には「下に(de)印をつける(sign)→下地を書く→設計する」とありました。

あれれ、強意じゃないのか。「de」は「下に」という意味なのか…?

しかしオックスフォードさんの解説に「下に」という解説はなかったぞ…?

オックスフォードさんで「design」を調べる

ではオックスフォードさんで「design」を引くとどうなるか?

いっぱい出てくるのですがざっくり

①Arrangement(整頓)

②Drawing,Plan,Model(物事をどう見せるか)

③Pattern(線や形状など、装飾物の配置)

④Intention(意図)

⑤For Special Purpose(特別な目的のために)

という意味が挙げられていました。(原義には言及なし…残念)

ここまで調べたことから推察すると「design」という言葉は

何かしらの目的を達成するために計画を立てる、物事の見せ方を設計する、整理する

という意味を持っているように思えます。

つまり

デザイナーさんが普段のお仕事やっていること、やるべきことですね。

1時間ほど辞書と睨めっこした結果、至極当たり前の結論にたどり着いてしまいました。

心の声②

終わりそうな雰囲気が出てきたところで再び心の声

signの意味は調べないの…?

…気付いてしまったらやるしかない。

ジーニアスさんで「sign」を調べる

基本義に「背後にある意味を伝えるためのもの・しるし」とあり、大きく分けると

表れ

②署名

の2つの意味が述べられています。

①は標識・符号・身振りなど情報を伝えるという意味合い。

②は所謂「サイン」ですね。派生して「契約」などの意味も持ちます。

オックスフォードさんで「sign」を調べる

これまたいっぱい出てきます

①SHOWING SOMETHING(何かの存在を明示する)

②FOR INFORMATION/WARNING(張り紙・注意書き)

③MOVEMENT/SOUND(誰かに何かを伝える際の身体の動き・音)

④STAR SIGN(有名人のサイン)

⑤YOUR NAME(署名)

⑥CONTRACT(契約)

⑦FOR DEAF PERSON(手話

英和辞典の解説は単語が中心なので、ニュアンスを掴むにはやはり英英辞典が良いですね。

①〜③、⑦のように「明示的に」、つまり「目に見える形で」表すと言うのがポイントのように思えます。

「sign」は「物事を目に見える形で伝えるための方法・手段」だと言えそうです。

結論

調べたことを踏まえて、もう一度「design」について考察すると

目的を達成するために計画を立て、物事を目に見える形で伝えるための設計をする、情報整理をする」行為である、と言えそうです。

つまり

デザイナーさんが普段のお仕事やっていること、やるべきことですね

(2回目)

「sign」についても30分ほど調べましたが、やっぱり当たり前の結論にたどり着きました。

さいごに

オチは特にありません。でもこんなにチマチマ辞書を引いたことのあるデザイナーはあまりいないのではないでしょうか。

当たり前の結論でも自分の言葉で語れるようになったと言う意味で良い言語化活動ができたのではと思います。

(あまり使ってあげられなかったオックスフォードさんが日の目を見れたのも良かったです)

辞書引き、とっても楽しいので皆さんも是非やってみてください。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

おまけ

ふわりはこんな感じで根掘り葉掘り、とにかく掘り下げるのが好きなデザイナーです。

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