見出し画像

「冬の木漏れ日」


あとどれくらい
この道は続いているのだろう

私はいま生きている
そうして
それが永遠ではないことも
生まれた瞬間から約束されている

向こうの見届け人が
遥か遠くに霞んでいた頃はとうに過ぎて
いつの間にか
周囲のあちらこちらで
その足音が聞こえてきた

この先
あとどれくらい
季節をめぐるのだろう

冬の木漏れ日に
天使と堕天使がはしゃいでいた

人生の最終地点を歩く
その背中は何を想う

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?