人がいなくなるということ
去年の夏に父が亡くなった。
その時に書いたものが下書きに残っていました。
夏のはじめに父が死んだ。
目が覚めたら泣いている、泣いていることに気づいて目が覚める、そんな夏だった。
そもそものことの発端は、7年前に遡る。
暑い熱帯夜の夜に、父の呼吸がおかしいと母が救急車を呼んだ。
その日から父は半身不随で脳にも障害が残った。
それから、父のことを考えない日はなかった。
父が倒れたのは自分の行いが悪いせいだと思った。そうとしか思えなかった。
今まで自分がどう立ち居振舞っていた