【才の祭】歌詞部門大賞、ちょこ賞の講評の発表です
「『もう好きじゃないよ』ってどういう意味?」の原作者のちょこです。今回はたくさんのご応募を頂き、ありがとうございました。最終的に応募作品は男女合わせて80作品となりました。こんなにたくさんの歌詞に出会えるとは思わず、原作者として毎日感動していました。
こちらでは私個人としての講評、感想の方を個別に上げさせて頂きます。
大賞(男性視点)の講評はジユンペイさんの記事で発表されています。
大賞(女性視点)の講評はPJさんの記事で発表されています。
大賞受賞作品
男性視点・cofumiさん「クリスマスの花束」
クリスマス色が強く明るい作品だと感じました。特に出だしの「愛してるの言葉を花束にして 今夜 君に送るよ」というキャッチ―な表現が素晴らしく、胸にぐっときました。全体的に見ても実際にアーティストが歌っていそうな完成度の高さだと思います。ラストでは彼女への強い愛情を感じます。この思いが冒頭の言葉につながると気付いた時に感動しました。
女性視点・taisashiさん「Snow globe -スノードーム-」
雪の降る街を「スノードーム」としてモチーフにしているだけあって美しい表現が多く、心惹かれました。また傷ついている主人公女性の心情から始まって、クリスマスの明るいムードや雪の表現での対比が素晴らしいです。「スノードーム」という二人だけの世界を象徴したラストの表現がとても幻想的で、歌にしたらどんなに素敵だろうと思いました。
お二人とも、受賞おめでとうございます。
ちょこ賞選定について
小説担当として何を重視するのか迷ったのですが、「私の作った世界観や人物像の解釈」を中心に据えました。使っている言葉に限らず、私の表現したかった想いを汲み取って下さった方を選ばせて頂きました。
応募して下さった方の歌詞を全て読ませて頂いたところ、どの作品にも素敵なところがたくさんあって、選ぶまでには様々な葛藤がありました。歌詞という形式的にも限られた文字数の中で、私の作った世界観を展開して下さったと感じた二作を最終的に選びました。
とはいえ投稿作品で80作品以上の歌詞を拝見し、原作をとても大切にして下さったということを心から感じました。原作者としてこれほど嬉しいことはありません。私の小説に対していろんなものを受け取って下さり、本当にありがとうございました。
ちょこ賞受賞作品
男性視点・すーこさん「もう好きじゃないよ」
歌詞全体を通して、使っている言葉が美しいと感じました。状況としては私の書いたストーリーを追っているのに、それだけではない解釈の深さを感じました。男性側の心理描写は原作にほとんどないのですが、そこまで読み込んで下さっていると感じました。ラストの「最上級の愛してるを」という、原作の場面からさらに高めて下さった表現に感動しました。
歌詞部門ちょこ賞「男性視点」としてすーこさんを選ばせて頂きます。素敵な作品に出会わせて下さってありがとうございました!
女性視点・望月みやさん「いつかのセリフ」
全体的に感じたのは「女性らしく柔らかい表現」でした。あえて二人の一時間後の未来に触れないで終わるというのも、男性視点と対になるとのことでバランスがいいのではと思って選ばせて頂きました。このお話を通じて伝えたかったことを捉えて下さっていると感じます。ラストで一年記念日の前の日ということを暗に表現されていたこと、美しいと思いました。
歌詞部門ちょこ賞「女性視点」として望月みやさんを選ばせて頂きます。素敵な作品に出会わせて下さってありがとうございました!
お二人ともおめでとうございます。
そしてこの作品を読んで下さったり、今回歌詞を作って下さった方に、もう一度感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。私の作品に携わって下さって本当にありがとうございました。
「才の祭」という企画はこれからもまだ続いていきます。どうかよろしくお願いします。詳しくは宇宙かっちー。さんの記事で紹介されています。
最後に、こんな私を特別審査員として企画に携わらせて下さった主催者様をはじめ審査員の皆様、スタッフの皆様。こんなに素敵な企画に携わることが出来て幸せでした。どうもありがとうございました。これからも企画のほう応援しています。
「才の祭」スピンオフ企画開催中です
「才の祭」小説部門審査員を務めたxuさんがスピンオフ企画を開催しています。企画のテーマは「サンタさんにお願い」となっています。Canvaにてサンタさんへのお願いを書いて作るというものですので、広く参加して頂ける企画なのではと思います。よろしくお願いします。
企画期間は11/26(金)〜12/22(水)までとなっています。
興味のある方はxuさんの記事をチェックしてみて下さい!