ハンカチを選ぶように選べるメモ帳「Epokke」 archshop えぽっけ
先日横浜にて開催された文具女子博2024で「Epokke(えぽっけ)」というメモ帳を購入しました。
本日はこちらの紹介をします。
Epokkeとは?
紙製品の専門店であるarchshopが開発したメモ帳です。
「ハンカチを選ぶようにメモ帳も選ぶ」をコンセプトにしているため複数ある表紙のデザインはどれもスーツのポケットから覗いていても違和感のない絵柄になっています。
特徴①ポケットに入れて持ち運ぶことが前提のデザイン
Epokkeはあらゆるポケットにフィットするように設計されています。
リング式のメモ帳はポケットにリングがつっかえることがありますが、
Epokkeは天糊(だと思います)で背が固められているので余分な厚みがありません。
メモ帳が50シート(100ページ)と控えめなのも使い切る前にメモ帳が汚れてしまうことを防ぐための工夫です。
確かにページ数が多いメモ帳を持ち歩いていると使い切る前にメモ帳の隅が汚れてしまい人前で使えないことがありますよね。
また机などの支えるものがない場所で書くことを想定して表紙には硬い厚口の紙が使用されています。
表紙をぐるりと裏側に回すことで厚紙2枚分の支えが生まれるため机などがなくても安定して文字が書けました。
特徴②紙のアップサイクル
Epokkeは問題なく使えるのに捨てられている紙を利用して作られています。印刷会社の製造工程上出てしまう「端紙」や廃盤などが理由で廃棄される「デットストック」をアップサイクルしてメモ帳を作っています。
特定の用紙でメモ帳を作っていないため個体により触りや書き心地が変化するのが特徴です。
Epokkeでアップサイクルする紙は「書くことに向いている紙」のみが選ばれています。そのため個体差はあれど、どのメモ帳もツルっとしており書きやすいのだそうです。
書き心地や裏抜け具合
実際に使ってみました。ボールペン・油性ペン・万年筆インクでの筆記です。
上から順に、サラサクリップ・MATTEHOP・マッキー極細・染料インク・顔料インク・古典インクです。
油性ペンであるマッキーは結構裏移りしやすいように感じました。
万年筆用顔料インクも少しだけ裏ににじんでしまった部分がありますがあまり気にならない程度です。
ほとんどのペン(メモを取る際にメインで使うと思われるペン)では裏移りはしていません。ボールペンや万年筆であれば安心して使うことができそうです。
ただし私の購入した個体は古典インクとの相性が悪かったようで筆記時に黒板を引っ掻いているような不快感がありました。
ジェルインクのボールペンや万年筆用染料インクだとスルスルと流れるように書くことができて気持ち良かったです。メモを取るのが捗る滑らかさでした。
まとめ:Epokkeは仕事でも使いやすい持ち運び特化型メモ帳
Epokkeは程よいサイズ感と書き心地の良さが両立したメモ帳です。
表紙のデザインもスーツに合わせやすそうなシックなものが多いため男女問わず使いやすそうだと感じました。
またEpokkeからランダムに数ページ紙をちぎってみましたが、紙をちぎった部分からメモ帳が分離してしまうことはありませんでした。糊付けが強力なのでしょうね。これは優秀だと思います。
機会がありましたらぜひ試してみてください。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。