弘前緋桜 平山萬年堂 Scarlet Cherry Blossom
今日は平山萬年堂の弘前緋桜というインクの紹介をします。
平山萬年堂は青森県弘前市土手町に店舗を構える文房具店です。大正2年創業と大変長い歴史を持っています。
弘前緋桜は平山萬年堂の創業110年記念インクとして発売されました。2022年にイベント限定販売されたものが110周年の節目である2023年に復刻されたようです。
私は日本橋三越にあるSTATIONERY STATIONが1周年の際に開催された文具フェアにて購入をしました。
弘前緋桜は紫みのあるピンク色をしています。
弘前緋桜×トモエリバー/クリーム
トモエリバーはにじみやかすれが起きにくいという特徴を持ち、しっかりとした書き心地をしています。今回はクリーム色の用紙を使用しました。
インク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はLAMYサファリの中字Mとガラスペンの中字Mを使って書きました。
紫みのある落ち着いたピンク色です。緋桜からイメージした色そのままの色に発色していると思います。
適度な暗さがあるため視認性が高いです。
弘前緋桜×iroful/イロフル
iroful/イロフルという紙はインクの色・濃淡をくっきり鮮やかに表現できる特徴を持ち、しっとりとした書き心地をしています。
こちらもインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はLAMYサファリの中字Mとガラスペンの中字Mで書いています。
書いた文字は深みのある青みピンクになりました。
今回使用した紙の中で一番発色が鮮やかです。適度な濃淡も味わえるので気分が上がる色合いが楽しめます。
弘前緋桜×10 グラフィックに適した用紙
グラフィックに適した用紙はスライド式リングレスノートであるSlideNote(スライドノート)のリフィルとして発売されているケント紙です。絵を描くことに適した用紙ですが万年筆で文字を書くと滑らかな書き味が楽しめます。
こちらの文字に使用したのもインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はLAMYサファリの中字Mとガラスペンの中字Mです。
青みのある暗いピンク色に発色しています。
この紙とインクの組み合わせはかなりにじみやすいです。書いた文字がボワボワしてしまいました。発色は良いのですが余りオススメできない組み合わせです。
弘前緋桜×MEETS TAKEGAMI A4 PAPER
MEETS TAKEGAMI A4 PAPERは100%国産の竹で作られたサスティナブルな紙です。一般的な紙と比べて表面にわずかな凹凸があり、個性的な書き味をしています。
こちらの文字もインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はLAMYサファリの中字Mとガラスペンの中字Mで書いています。
書いた文字は暗いマゼンタです。
今回使用した紙の中では一番暗い発色になりました。
落ち着いた色のため視認性が高いと思います。春にお手紙を書く際に竹紙との組み合わせを試すのもいいかもしれません。
弘前緋桜×ケント紙
ダイソーのKENT PAPER(ケント紙)にインクを塗りました。
はがきサイズで厚みがあるので絵を描いたり色見本を作ったりするのに便利で重宝しています。
色の濃い部分と薄い部分を楽しみたかったので水筆を使ってラフにインクを塗りました。
インクが濃い部分は暗く紫みのあるピンク色です。色の淡い部分は桜色になりました。
インクをぼかした部分に所々オレンジ色がにじんでいます。文字で書いているときにはオレンジ色を感じなかったので不思議です。
まとめ:弘前緋桜は鮮やかなのに落ち着いたピンクインク
弘前緋桜は紫みのある暗いピンク色のインクです。緋桜の花びらの色をそのままインクにしたかのように華やかな色をしています。
もし機会がありましたらぜひ試してみてください。