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丸善アテナインキ 日本橋金冠

今日は、丸善日本橋店限定で発売された日本橋金冠というインクの紹介をします。

日本橋金冠は、第11回丸善世界の万年筆展に合わせて作られたインクです。

2020年の東京オリンピックに合わせ「金」をイメージして作られたインクで、筆跡が残りやすいように黄色のインクに緑みを加えているそうです。

日本橋金冠×トモエリバー/クリーム

トモエリバーに書いたもの

トモエリバーはにじみやかすれが起きにくいという特徴を持ち、しっかりとした書き心地をした用紙です。文字はプロシオンの中字Mで書きました。

ラメやフラッシュによるツヤは一切ないにも関わらず、黄色ではなく金と表現したくなる色をしています。いわゆる黄金色と比べるとかなり赤みが少なく暗い色です。

黄色系のインクにしてはかなり視認性が高いと思います。

日本橋金冠×iroful/イロフル

イロフルに書いたもの

iroful/イロフルという紙はインクの色・濃淡をくっきり鮮やかに表現できる特徴を持ち、しっとりとした書き心地をしています。

こちらの文字もプロシオンの中字Mで書いています。

こちらの紙に書くとインクの濃淡がかなりくっきりと現れました。それにより文字が金属の艶めきを帯びているように見え、メタリックな色合いに感じられます。

ラメが入っていないインクですが金属感がかなり強いインクです。

日本橋金冠×グラフィーロ・ペーパー

グラフィーロに書いたもの

グラフィーロ・ペーパーは「ぬらぬら書く」をコンセプトに作られた紙で、明瞭な文字の輪郭とぬらりとした書き心地を両立させています。

こちらの文字に使用した万年筆もプロシオンの中字Mです。

色が淡く発色しているためか稲穂のような色になりました。鮮やかな金色をしています。

インクの濃淡が相まって金属の艶めきがあるように見えます。

日本橋金冠×ケント紙

ダイソーのケント紙(186.1g/㎡)に描いたもの

インクを筆で伸ばし、水でぼかしました。

使用した用紙は、ダイソーで売られている25枚入りの一番薄いケント紙です。

淡くぼかした部分は金色ですが、インクの濃い部分は黄土色になりました。

ところどころに緑色がにじむように現れています。

筆で描くよりも文字を書いたときの方がメタリックな印象が強かったように思います。

まとめ:日本橋金冠は万年筆で使える金色のインク

万年筆ではラメ入りのインクを使用できないため、ラメが入っていないのに「金」を楽しめるインクは非常にありがたいと感じました。

ポイント使いにも適していますが、長い文章を書いても問題なく字が読めると思います。

もし機会がありましたら、ぜひ試してみてください。

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ふわふじこ
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