lightrose LAMYサファリコラボインク Kobe INK物語 colors by LAMY safari
今日はlightroseというインクの紹介をします。
lightroseはLAMYサファリ2023年限定色に合わせてKobe INK物語(ナガサワ文具センター)が手がけたインクの1つです。
2023年のLAMYサファリの限定色は「Delight(喜び)」をコンセプトにしており、大人のための可愛すぎないカラーが3色ラインナップしています。スプリンググリーン、アクアスカイ、ライトローズとどれも明るくエネルギーを感じる色です。
今回ご紹介するインクは2023年限定色のLAMYサファリであるライトローズとコラボレーションした色です。
優しくかわいらしい蕾をつけるミニバラのようなやわらかなピンクをイメージしたインクだそうです。
lightrose×トモエリバー/クリーム
トモエリバーはにじみやかすれが起きにくいという特徴を持ち、しっかりとした書き心地をしています。今回はクリーム色の用紙を使用しました。
インク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はLAMYサファリの中字Mとガラスペンを使って書きました。
明るく青みのあるピンク色をしています。
カリグラフィー用のつけペンで書いた文字はインクの薄い部分の色が淡くなり過ぎ読みづらいですが、万年筆で書いた文字だと問題なく読めます。
もしかするとインクフローの渋い万年筆で書いた場合は色が淡すぎて視認性が下がるかもしれません。
ガラスペンで書いた文字は濃淡が現れない代わりに安定して文字が読みやすいです。
lightrose×iroful/イロフル
iroful/イロフルという紙はインクの色・濃淡をくっきり鮮やかに表現できる特徴を持ち、しっとりとした書き心地をしています。
こちらもインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はLAMYサファリの中字Mとガラスペンで書いています。
かなり明るい青みピンクです。文字が読みにくいと感じる人が多いかもしれません。
ガラスペンで書くと字がくっきりとして読みやすいですが個人的には万年筆で書いた時の儚い色味が好きです。
lightrose×10 グラフィックに適した用紙
グラフィックに適した用紙はスライド式リングレスノートであるSlideNote(スライドノート)のリフィルとして発売されているケント紙です。絵を描くことに適した用紙ですが万年筆で文字を書くと滑らかな書き味が楽しめます。
こちらの文字に使用したのもインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はLAMYサファリの中字Mとガラスペンです。
なぜかつけペン、万年筆、ガラスペンで書いた文字の色味がそれぞれ異なっています。つけペンで書いた文字は鮮やかな青みピンク、万年筆で書いた文字は少し紫みを帯びたピンク、ガラスペンで書いた文字は柔らかくニュートラル寄りのピンクです。
万年筆に関してはニブに残っていた違う色が混ざっただけかもしれません。つけペンとガラスペンで色が変化したのはどちらかを水分が少し残っている状態で使ったことが原因ではないかと推測しています。明確な理由は謎です。
lightrose×MEETS TAKEGAMI A4 PAPER
MEETS TAKEGAMI A4 PAPERは100%国産の竹で作られたサスティナブルな紙です。一般的な紙と比べて表面にわずかな凹凸があり、個性的な書き味をしています。
こちらの文字もインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はLAMYサファリの中字Mとガラスペンで書いています。
やや青みのあるピンク色に発色しました。
竹紙はインクをよく吸うので色が濃くなりやすいのですが、このインクの場合は色が明るいままです。
lightrose×ぬりたくり絵
ぬりたくり絵にインクを塗りました。
ぬりたくり絵は一見すると真っ白な紙ですが、その紙には水を弾くインクで印刷された図案が印刷されており、上から水性の万年筆インクを塗りたくることで絵や文字が浮かび上がります。
繊細な幾何学模様を描くことで有名なたまづきさんがデザインしたカードを使用しました。
色の濃い部分と薄い部分を楽しみたかったのでかなりラフにインクを塗りました。
とても明るい青みピンクです。水でぼかした部分は淡くなり過ぎて色がわかりにくくなりました。
まとめ:lightroseはエネルギッシュだが柔らかさもあるピンクインク
初めてこのインクを見たときの印象は「明るく元気いっぱいなピンク色」でした。しかし何度か使ううちに「押しが強過ぎず優しさのあるピンク色」であると感じるようになりました。
鮮やか過ぎず淡すぎず絶妙な発色です。
LAMYサファリのライトローズと組み合わせて使うと楽しさが倍増します。
機会がありましたらぜひ試してみてください。