目に優しいカラーノート mahora(まほら)を使ってみた
5か月か6か月程前に、OGUNO notebookというノートブランドから発売されているmahora(まほら)というノートのB5サイズを買いました。
当初は買ってすぐにnoteを書こうと思っていました。しかし、まとめるのならば使用感も一緒に書いたほうがいいのではと思い直し、ノートを使い込んだ今回のタイミングで書くことにしました。
mahoraとは?
mahora(まほら)は中紙に色がついているシンプルなデザインのノートです。
一見色付きの普通のノートのように見えます。しかし実際には発達障害の人でも使いやすいように工夫がされているノートなのです。
発達障害当事者へのヒアリングやアンケートを繰り返すことで、発達障害者が持っている4つの困り感を解決するノートに仕上げたそうです。
1. 視覚過敏で目がチカチカする
視覚過敏のある発達障害の人の中には、ノートの紙が白くてまぶしいと感じてしまい文字を書くのに苦労する人がいます。
そんな光の反射を抑えるために、レモン・ラベンダー・ミントの3色の紙が採用されました。
どの色のノートを選んでも白い紙よりもまぶしさが軽減されるため、目の不快感がかなり減ります。
2. 余計な装飾で気が散る
発達障害の人の中には中紙に日付欄がついていたりイラストが描いてあったりすると気が散ってしまう人もいます。
そこで、このノートは限りなくシンプルで装飾のないデザインにしたそうです。中紙は罫線以外の情報を全く含みません。
3. 筆圧の調整が難しい
発達障害の人の中には筆圧が極端に強かったり弱かったりと調整がうまくできない人がいます。
私も筆圧コントロールが非常に苦手です。万年筆以外の筆記具を使うと筆圧が極端に強くなりシャーペンやボールペンのペン先をすぐ折って壊します。
私と同じように筆圧が強い人が文字を書くと、文字を書いたページの裏がボコボコになってしまいがちです。
そこでmahoraには普通のノートよりも厚い紙が採用されました。強い筆圧で文字を書いても紙が凹みにくく次のページに跡が写ることが減ります。
4. 行の識別が難しい
私は罫線のあるノートを使っていると、1行おきに文字を書くつもりがつい2行空いてしまうことがあります。どの罫線に沿って書いているのかわからなくなってしまうからです。
それを解決するためにmahoraには独自に開発された2種類の罫線が採用されています。
1つ目は「太・細交互横罫」です。太い線と細い線が5mmおきに交互に入っています。
2つ目は「あみかけ横罫」です。あみかけの帯が8.5mm感覚で入っています。
どちらも縦書き・横書き両方で使えるデザインです。通常の罫線と比べるとどちらも視線が迷子になりにくくノートを綺麗に使えそうだと思います。
白いノートとの比較
私が実際に購入した「あみかけ横罫」のラベンダーとイロフルという紙に同じインクを使用して万年筆で字を書いてみました。
左がmahora、右がイロフルです。万年筆インクで使用してもにじむことなく書けています。裏移りもしなかったので、万年筆との相性はいいと思います。ラベンダー色の紙ですがインクの発色を邪魔することもないようです。
文字の色と紙の色のコントラストが減ったことで、ノートに書いた文字を見た時の目への刺激が軽減されていると思います。
後から見直したいまとめノートを書くのに適していると思います。
余談ですが、使用したインクは上からStationery Station限定インク「昊」、日本橋丸善限定アテナインキ「日本橋蒼空」、川崎文具店オリジナルインク「梅花無盡蔵」です。
使ってみた感想
学生時代にこのノートが存在していたら絶対に愛用していると思います。
罫線があるノートは目がグルグルして苦手なのですが、このmahoraの「あみかけ横罫」は問題なく使えました。
負担なく使える罫線があるためノートを綺麗にまとめられます。行を間違えて書くことはほぼありませんでした。
また、目に優しい色の紙のため後からノートを見直しても、字と紙のコントラストで目が痛くなることもありません。
走り書きをするノートと言うよりは、後から見直して勉強するためのノートに向いています。
現在の私は無地の紙に自由な形で書くことが多いため、罫線のあるこのノートは少し使いにくいと感じました。このカラーで無地のノートがあればとても欲しいです。
しかし今後勉強をする機会ができたら、このノートを積極的に使用してみたいと思いました。
まとめ
普段白いノートを使っていて目がチカチカする方にはとてもおすすめです。目の疲れが軽減します。
また、綺麗にノートが書けるので後から見直したいまとめノートを作るのに最適です。1番大きいノートがB5サイズと小さめですが、コンパクトで持ち運びやすいノートが作れると思います。
もし機会がありましたら、ぜひ試してみてください。
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