【趣味の文具箱掲載】フラワーペーパー(お花紙)を万年筆インクで染める方法
こんにちは。
本日は、趣味の文具箱2024年1月号 Vol.68に掲載された「フラワーペーパー(お花紙)の染色」についてご紹介します。
内容
万年筆インクをフラワーペーパーに吸わせることで染色します。
水に浸したフラワーペーパーにインクを垂らして染めるのでインクのにじみによるグラデーションが現れて美しいです。
フラワーペーパーを乾燥させたり形を整えたりと手間はかかりますが繊細な色合いが楽しめるお花飾りができあがります。
できあがりまでの時間
12時間以上
オススメのインク
≪濃い色のインク≫
インク本来の色よりもやや明るい発色になるので濃い色のインクがオススメです。
注意が必要なインク
≪ラメ入りインク≫
ラメが入っていても問題なく作れます。それどころか完成したお花飾りはラメが輝き美しい仕上がりです。
しかしお花飾りを作る過程で手や作業スペースがラメだらけになります。結構広範囲にラメが舞うので服までキラキラになることも多いです。
その分できあがりは本当に美しいので手や作業スペースがラメだらけになることをためらわないのであればぜひ試してみてください。
準備
必ず必要なもの
①インク
②フラワーペーパー 5枚~10枚
大きなお花を作る場合は10枚、小さなお花を作る場合は5枚の紙を用意してください。
私は「五色鶴 おはながみ しろ No.12 500枚入り」というフラワーペーパーを使用しています。近隣の文具店やシモジマで購入することが多いです。
最近は途中まで作られた状態のフラワーペーパーも販売されているので、それを利用すると時間の短縮になります。上の写真のお花紙は途中まで作ったものです。
③ツイストタイ
④スポイト 1個
写真には予備の分まで写り込んでいますが用意するのは1つで問題ありません。
⑤水の入ったグラスやカップ
あると便利なもの
①はさみ
フラワーペーパーの端を切る場合は使用します。
②新聞紙などのいらない紙
テーブルや台などの作業スペースを覆うために使います。作業スペースがインクで汚れた際の掃除が省けるので便利です。
③ティッシュやキッチンペーパー
こぼれたインクを拭き取るために使います。
事前に必要な準備
①フラワーペーパーを折る
フラワーペーパーを全て重ねてジャバラ折りにし、真ん中をツイストタイなどで留めます。
小さなお花を作る場合は5枚の紙をジャバラ折りにした後に半分の長さに切ってからタイで留めてください。
すでに折られた状態のものを購入している場合はこの手順は必要ありません。
②フラワーペーパーの端を切る
そのままでもお花の形になりますがフラワーペーパーの端を切ることで花びらがより綺麗に仕上がります。
私は画像のような3種類の切り方がお気に入りです。
③スポイトにインクと水を入れる
作業前にスポイトを準備すると作業がスムーズにできます。スポイトにインクを入れておきましょう。
実践
①フラワーペーパーの端を水に浸す
フラワーペーパーの端を4分の1程度、一瞬水に沈めてすぐ取り出します。片方ずつ、両方の端を水に漬けましょう。短時間しか水に入れませんがあっという間にフラワーペーパーに水が染みていきます。
水に浸し過ぎても仕上がりに問題はありませんが、乾燥させる時間が延びます。
②スポイトでフラワーペーパーにインクを垂らす
スポイトでフラワーペーパーの端にインクを吸わせます。
インクを垂らすにつれ、重みでフラワーペーパーが折れてきますが特に問題ありません。
③乾燥するまで放置する
完全に乾燥するまで放置します。生乾きのまま次の手順を行うとフラワーペーパーが破れてしまい綺麗に仕上がりません。
完全に乾くとパリッとした見た目になります。部屋の環境次第では半日よりも長い時間が以上必要になるかもしれませんが気長に待ちましょう。
④ジャバラ折りのフラワーペーパーを開く
パリパリに乾燥しているので、破れないように注意しながらフラワーペーパーの端を広げてください。
⑤フラワーペーパーを左右交互にめくりあげる
フラワーペーパーを一枚ずつ剥がしてめくっていきます。破れやすいので気を付けてください。
左右順番に作業することで形が均一なお花ができあがります。
⑥完成
できあがったお花飾りはリースに巻き付けたり花瓶に入れたりして飾ることが可能です。
まとめ
万年筆インクでフラワーペーパー(お花紙)を染めることでインクをインテリアとして使えるようになります。
しっかり乾燥させるなど一つひとつの工程を丁寧にしないと綺麗に仕上がりません。しかし手間をかければかけた分だけ美しいお花ができあがります。
機会があれば、ぜひ試してみてください。