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マジカル メトロポリス(Magical Metropolis) フェリスホイールプレス(Ferris Wheel Press)

今日は、フェリスホイールプレスから発売されているMagical Metropolisというインクの紹介をします。

こちらのインクは、銀座蔦屋書店限定で発売されたマジックメトロポリスコレクションというシリーズで発売されたインクの1つです。このシリーズは“魔法にかけられた街"をテーマにしているそうで、どれもエレガントでシックなカラーばかりです。

マジカルメトロポリスは、夜になり街が静まり返ると動物たちがデパートの前でパレードを繰り広げる、動物たちの待ち遠しい宴の時をイメージした色だそうです。都会の夜のような、深い紫色のインクです。

角度によって激しく反射するシーンインク

マジカルメトロポリスは、街に残る夜のネオンカラーをシーンインクで表現しているそうです。

シーンインクとは乾くと激しいフラッシュの起こるインクのことで、角度や光の当たり方を変えることで書いた線が光ります。

こちらのインクは乾くと金の艶めきが楽しめ、とても煌びやかです。

Magical Metropolis×トモエリバー/クリーム


トモエリバーに書いたもの

トモエリバーはにじみやかすれが起きにくいという特徴を持ち、しっかりとした書き心地をしています。クリーム色の用紙を使用しました。

文字はつけペンで書いています。字の太さはカクノの中字Mと同じで0.5mm幅です。

インクの色は深い紫色で、濃淡は出にくいです。一見すると黒ですが、角度を変えると紫のニュアンスが感じられ、金色の艶も感じられます。

赤紫でも青紫でもない中立の紫を濃く煮詰めたような、深く暗い色です。

Magical Metropolis×iroful/イロフル


イロフルに書いたもの

iroful/イロフルという紙はインクの色・濃淡をくっきり鮮やかに表現できる特徴を持ち、しっとりとした書き心地をしています。

こちらもつけペンで書いています。

トモエリバーと比べると少し青みの強い紫色に発色しています。こちらも遠目から見ると黒いインクに見えます。角度を変えると金色の艶がはっきりと現れました。

マジカルメトロポリスは他のインクと比べると少し乾きが遅いようで、意識していないとすぐに文字がよれてしまいます。気を抜いていたため写真の文字も少し掠れています。

しかし乾きの遅さだけ気を付けておけば、視認性も高く金の艶めきも楽しめるので、普段使いに向いている色だと思います。

Magical Metropolis×ケント紙


ダイソーのケント紙(186.1g/㎡)に描いたもの

インクを筆で伸ばし、水でぼかしました。

使用した用紙は、ダイソーで売られている25枚入りの一番薄いケント紙です。

濃く塗ったところは黒に近い紫色ですが、水でぼかした部分はクリアで美しい発色の紫色になりました。

水で伸ばしてしまうと金色の艶があまり目立たなくなるため、ゴールドのフラッシュを楽しみたいときには文字を書く方が適していると思います。

Magical Metropolisと似ている色の比較

コトバノイロ黑蜥蜴とMagical Metropolis

コトバノイロというインクシリーズの黑蜥蜴と色が似ていると感じたので比較してみました。

色の暗さは同じ程度ですが、黑蜥蜴と比べるとマジカルメトロポリスの方が鮮やかな紫色をしています。黑蜥蜴は灰色の混ざったやや赤みのある紫ですが、マジカルメトロポリスは赤みにも青みにも寄らない紫色をしています。

文字を書いてしまうとかなり似たような発色になりますが、マジカルメトロポリスは角度を変えると金の艶が楽しめるので実際に見たときに大きな違いがあります。

まとめ:Magical Metropolisは煌びやかなのに普段使いしやすい

黒いインクのように普段使いもできる色でありながらも、この1色に世界観がぎゅっと詰め込まれています。

インクが少し乾きにくいですが、それが気にならない華やかな色味のインクなので、もし機会がありましたらぜひ試してみてください。

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