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Roselle オトフット ローゼル ottohutt

今日はオトフットのRoselleというインクの紹介をします。

こちらのインクは2024年6月20日から7月3日に銀座伊東屋にて開催された「INK.Ink.ink!」で入手しました。オトフットのボトルインクが日本で売られたのはこのイベントが初めてなのだそうです。

イベントで売られていた全17色のインクの内16色は香り付き、1色はラメ入りインクでした。

香り付きインクの色名と実際に付いている香りには関連がないようです。私がお迎えしたインクであるRoselleはハーブティーに用いられるハイビスカスの名前ですが香りはチェリーです。他にも青い海を意味するBlue Oceanという名前でヒヤシンスの香りがするインクや黒い夜を意味するBlack Nightという名前でチョコレートの香りがするインクもありました。

先ほども書きましたが今回私が手に入れたローゼルにはWild Cherryの香りが付いています。日本のさくらんぼの香りではなくチェリーコークに使われるようなアメリカンなチェリーの香りがしました。結構癖になる香りです。正直色よりも香りでインクを選びました。

このインクの発色の違いを数種類の紙を用いて見ていきます。今回の色見本は書き間違いがとても多いのでご了承いただけますと幸いです。

Roselle×トモエリバー/クリーム

トモエリバーに書いたもの

トモエリバーはにじみやかすれが起きにくいという特徴を持ち、しっかりとした書き心地をしています。今回はクリーム色の用紙を使用しました。

インク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はナーヴァルのオリジナルプラス中字Mとガラスペンの中字Mを使って書きました。

書いた文字は赤みの強いくすんだ茶色になりました。今回試筆した紙の中でこのトモエリバーが一番強く灰色みが現れています。

紅葉のように落ち着きのある色合いです。

Roselle×iroful/イロフル

イロフルに書いたもの

iroful/イロフルという紙はインクの色・濃淡をくっきり鮮やかに表現できる特徴を持ち、しっとりとした書き心地をしています。

こちらもインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はナーヴァルのオリジナルプラス中字Mとガラスペンの中字Mで書いています。

書いた直後は暗い赤紫色のように見えたのですがインクが乾くと白い粉が吹いたような見た目になりました。直射日光に当てて色あせたように見えますが日陰で乾かしただけでこのようなビジュアルに変化しました。

もしかしたら紙との相性が悪かったのかもしれません。

Roselle×10 グラフィックに適した用紙

10 グラフィックに適した用紙に書いたもの

グラフィックに適した用紙はスライド式リングレスノートであるSlideNote(スライドノート)のリフィルとして発売されているケント紙です。絵を描くことに適した用紙ですが万年筆で文字を書くと滑らかな書き味が楽しめます。

こちらの文字に使用したのもインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はナーヴァルのオリジナルプラス中字Mとガラスペンの中字Mです。

書いた文字は臙脂色に発色しています。

この紙とインクの組み合わせだと少し黄色よりに発色するようです。インクの濃い部分は深い栗色のようにも見えます。

Roselle×MEETS TAKEGAMI A4 PAPER

竹紙に書いたもの

MEETS TAKEGAMI A4 PAPERは100%国産の竹で作られたサスティナブルな紙です。一般的な紙と比べて表面にわずかな凹凸があり、個性的な書き味をしています。

こちらの文字もインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はナーヴァルのオリジナルプラス中字Mとガラスペンの中字Mで書いています。

書いた文字は深みのあるダークレッドです。

今回使用した紙の中では一番暗い発色になりました。

暗い茶色に近いとも感じられるような色のため黒色インクの代わりに普段使いできそうです。

Roselle×ケント紙

ケント紙に塗ったもの

ダイソーのKENT PAPER(ケント紙)にインクを塗りました。

はがきサイズで厚みがあるので絵を描いたり色見本を作ったりするのに便利で重宝しています。

色の濃い部分と薄い部分を楽しみたかったので水筆を使ってラフにインクを塗りました。

インクが濃い部分は暗く紫みのある赤色です。色の淡い部分はくすみのある赤ピンク色になりました。

インクを水で伸ばしてもしっかりと発色するためこのインク単体で主線書きと色塗りをしても綺麗に仕上がるかもしれません。

まとめ:Roselleは秋冬に使いたい重厚なレッドインク

Roselleは紙によって紫や茶色のニュアンスが変化する暗い赤色のインクです。

インクからアメリカンチェリーの香りがするので視覚でも嗅覚でも楽しむことができます。発色も香りも申し分なかったため今後他の色も集めていきたいです。

もし機会がありましたらぜひ試してみてください。

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ふわふじこ
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