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アルプスの女王 燕岳に挑む①
猛烈な暑さだった今年の酷夏も終わりを告げ、急に秋の空気へと変わった。
友人からの誘いを受けて、ずっと登ってみたいとは思っていたがなかなか挑戦できずにいた燕岳(つばくろだけ)に夏が終わるまでに一泊二日で挑戦してきた。
前日準備
今回は燕山荘という山小屋で一泊する計画を立てていたので、一泊二日分の荷物パッキングすることになる。また山頂の夜の気温は6度まで下がると聞いていたので、それに備えての防寒着などの準備をしていた。結果としては荷物そこまで持っていかなくても大丈夫だったと思った。
不安でいろいろと詰めていたら40Lのザックの7〜8割程度荷物を詰め込んでしまった。
調理器具などがかなりの重さを占めていたので、精査して必要最小限に留めておけば良かったと思った。
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2日分の行動食も途中で無くなるのが怖くていろいろと持って行ったが、持って行き過ぎだった。
(遭難した場合も加味すると余るぐらいが良いかもしれないが…)
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今回は特に充実した山小屋に宿泊するため、荷物や食料は日帰りの登山と変わらない量でも大丈夫だったと思う。
今後のパッキングに色々と今回のことを活かしていこうと思う。
2024年9月24日登山開始
当日の天気は晴天の予報ではあったが、登っているとだんだん雲が上がってきて、霧の中を進むことになった。
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ここでトイレを済ませてから登り始めた。
燕岳は北アルプス3大急登としても有名である。
急登の部分は第3ベンチ〜合戦小屋とされているが、体感的にはずっと急登だった。
5時間ぐらいで燕山荘まで到着する予定が6時間半ほどかかってしまった。
標準タイムで登れるようにもう少し鍛えておかなきゃダメだったなと痛感した。
急登ではあるが登山道はとても綺麗に整備されており、すれ違いや休憩する場所などもしっかりとスペースがあった。
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ちょうどスイカが終わってしまい、おしるこに変わっていた
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合戦小屋までついて、簡単に昼食を済ませた。
合戦小屋ではスイカが食べれることで有名だったが、ちょうどその日からおしるこに変わってしまっていた。
うどんなどの軽食もあったが、合戦小屋ではその場でオープンサンドを作った。
燕山荘に到着
合戦小屋から再びスタートし、合戦沢の頭を通過し燕山荘に到着した。
到着する頃には完全に山頂は雲に包まれて、景色は真っ白だった。
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あたりは真っ白だった…
一瞬の雲の切れ間に燕岳の全貌と雲海が綺麗に見えて嬉しかった。
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念願の燕山荘に宿泊
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燕山荘は山小屋の中でも一番人気のある山小屋だ。
宿泊できる人数も多く、水や食料なども豊富に取り揃えてある。
山の上でも関わらず、平地にある宿と変わらないぐらい快適に過ごすことができる。
山の上ならではの絶景を楽しめるため、人気があるのも頷けるなと思った。
天気が良ければ夕日や星空を楽しむ予定だったが、この日は天気は良くなく、景色もあまり見えなかったので自炊場で簡単な夕食を済ませた後は館内で過ごした。
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日が暮れるに連れて気温がどんどんと下がっていき、自然とストーブの周りに人が集まっていた。
消灯までの2時間ぐらいをそこで色々な山の話をしながら過ごした。
おすすめの山だったり、自分は普段どんな山に登ってるかだったり、おすすめの道具だったり、普段の生活ではなかなかできないような会話をすることができてすごく良い経験だった。
普段地元の山しか登らない私にとってはすごくハイレベルな会話に参加することができて、燕岳にやってきて良かったなと思ったことのひとつになった。星や夕日は見れなかったがとても充実した時間となった。
山登りを趣味としてる人たちは社交性が高く、意欲的に意見交換をしたりしていて謙虚で優しい人ばかりだった。
今回は大部屋に宿泊する部屋をとっていた。
燕山荘の大部屋は通路に沿って左右に上下2段に別れており、「カイコ棚」とも呼ばれている。一つの区画の定員は6名程度のなっており、ロールカーテンで仕切られている。
宿泊者が多い時には2畳の区画に4人で寝たりもするらしい。今回は1人1畳分のスペースが与えられていたので良かった。
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消灯は20時半。
かなり早い時間だが、朝も早くて疲れていたのであっとい間に眠りについた。
明日は天気が良くなると他の宿泊者からも聞いていたので、翌日の朝日を楽しみに眠った。
長くなるので1日目と2日目で分けて書きます。
この後のアルプスの女王 燕岳に挑む②もぜひ読んでみてください。