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関西人の会話は「ちなみに」「関係ないけど」でつなげば、オールOK。ボケるでもなくつっこ…

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関西人の会話は「ちなみに」「関係ないけど」でつなげば、オールOK。ボケるでもなくつっこむでもない。でも、ダラダラ、何となく話したくて。noteを始めることにしました。

記事一覧

記憶の中の山Pと向き合っていたら、何時間でも経ってしまう、という話。

山下智久という、俳優で歌手でアイドルがいる。 私が物心ついたときから、彼は山Pだった。 10代も、20代も、30代も、おそらく40代も山Pだ。 せっかくなら、8時だJとか、…

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5か月前
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15年前、小藪千豊さんにお駄賃をもらった話。

テーマ:うらやましい 私の姉は、学生のころ 部屋に妻夫木聡のポスターを貼っていた。 それから、渡部篤郎が好きすぎて 私が頼まれていたのにコロッと忘れてしまい 「ド…

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1年前

別れの原因も一人称も、全部「多様性の時代」だ、という話。

テーマ:理由 私の親友は、高校まで一人称が自分の名前だった。 当時、相変わらず顔で選んで付き合っていた相手から 突然別れを切り出された親友。 ショックを隠し切れな…

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1年前
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18歳~2年間、記号で呼び合う世界で働いていた話。

テーマ:裏通り 大学生のころ 大阪の老舗純喫茶でバイトしていた。 まず最初に、バイトは全員、あだ名をつけられる。 あだ名と言えば聞こえはいいけど カタカナ1文字の記…

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1年前
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お弁当のおかず交換をしない遠足なんて、何が楽しいのかわからないと思った話。

テーマ:図工 昔から 絵を描いたり、粘土をこねたりという作業が とにかく苦手だった。 だから、図工はいつも全然ダメ。 ダラダラと過ごしたせいで、時間が足りなくなり …

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1年前
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結婚相手に求める条件は人それぞれ、という話。

テーマ:チーズ 私には、25年来の親友がいる。 小学生の頃から彼女が好きになった男を全員知っているが どれも、基準は顔。 一目惚れから恋が始まる。 ただ、とにかく顔…

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1年前
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スティッチは淡い思い出、プリ帳は「レトロ」だったという話。

テーマ:リロ&スティッチ 中2のとき、初めて彼氏ができた。 1つ上の野球部キャプテン。 その響きに酔っていた感じは否めない。 一緒に帰る・公園で話す程度の日々の中…

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1年前
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反町と竹野内と広末の組み合わせは最高!でも現実は違う、という話。

テーマ:海物語 私は全く泳げないし 日焼けするとヤケドになるので とにかく、夏の海には近づかない。 それでも、今まで2回だけ 男女で集まって海に行くという経験をし…

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1年前
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きっかけは完全に湘南乃風、そしてカルディに感謝という話。

テーマ:恐竜 夫との初めてのデートは、恐竜展だった。 それまで何度かグループでは遊んだことがあったけど 「恐竜展行きたい」とTwitterでつぶやいたら 「俺も気になっ…

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1年前
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思い出に浸っていたら、心の中のギャルが顔を出した話。

テーマ:松の木 子どもの頃、近所の幼なじみと待ち合わせする場所を 「松の木さん」と呼んでいた。 全員の家から徒歩1分以内の 大きな「松の木」がある家の前で「待つ」…

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1年前
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夜景を好きな男女比率を誰か調べてほしい、という話。

テーマ:裏生駒 私、夜景が嫌い。 苦手といったほうが正しいかもしれない。 理由は、反応に困るから。 動いたり場面転換があったり、 それこそメッセージが浮かびあがっ…

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1年前
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一度しか行ったことのない町の民謡を毎年口ずさむ話。

テーマ:臨海学習 小学生のころ、臨海学習があった。 泳げない私にとって、地獄の3泊4日。 かと思いきや、あまり嫌だった記憶がない。 泳力別に分けられたグループで 確…

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1年前
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「ギャルが世界を救う」は、あながち間違いではないかもしれない、と感じた話。

テーマ:パリ 去年末から、まつげパーマを始めた。 パリジェンヌというやつ。 いつも担当してくれる子は、はちゃめちゃにギャル。 基本的に「ゆきずり」の美容師には こ…

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1年前
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スリッパで階段は危険だと説いていたら、結局ミニモニ。に落ち着いた話

テーマ:スリッパ 私の実家では、年中みんな、裸足で過ごしていた。 冬はモフモフの靴下を履いていた気もするけど 寒さよりも、階段で滑る恐怖が勝ってしまった。 姉は、…

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1年前
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「間に合わせ」も、20年間気づかれないなら大したもんだ、という話。

テーマ:機関車トーマス 中学の頃 まわりの女子は何か1つ「好きなキャラクター」を持っていた。 当時は、ちょうどプーさんとスティッチが爆裂に流行った時期。 ちょっと精…

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1年前
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粉もんがめっちゃ好きやねん、という話。

テーマ:たこ焼き この前、10歳の娘と 推しのライブに行ってきた。 初のドーム、私たちは初アリーナ。 すぐそこに推しが来て 風船も銀テープも、自分の手で取った。 ラ…

ふわさん
1年前
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記憶の中の山Pと向き合っていたら、何時間でも経ってしまう、という話。

山下智久という、俳優で歌手でアイドルがいる。

私が物心ついたときから、彼は山Pだった。
10代も、20代も、30代も、おそらく40代も山Pだ。

せっかくなら、8時だJとか、少クラとか、野ブタとか
当時の画像を探してきて、貼ろうかなと思った。

でも、特別に推していたわけでなくとも
性別問わず、私と同世代の方なら
各々の記憶の中の山Pと向き合いだしたら、キリがないはず。

それくらい、山Pは、山

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15年前、小藪千豊さんにお駄賃をもらった話。

テーマ:うらやましい

私の姉は、学生のころ
部屋に妻夫木聡のポスターを貼っていた。

それから、渡部篤郎が好きすぎて
私が頼まれていたのにコロッと忘れてしまい
「ドラマが録画できていなかった!」と
殺されそうになったことがある。

そんな姉が、20代前半のころ
「結婚するなら絶対に小籔さん!顔が好き!」と言っていた。
新喜劇の小籔千豊さんのことだ。

ちょうど私がバイトしていた喫茶店に
小藪さん

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別れの原因も一人称も、全部「多様性の時代」だ、という話。

テーマ:理由

私の親友は、高校まで一人称が自分の名前だった。

当時、相変わらず顔で選んで付き合っていた相手から
突然別れを切り出された親友。
ショックを隠し切れない中
最後の力を振り絞って理由を聞いたところ
「一人称が自分の名前なのは、ぶりっこ。
 ずっと気になっていたけど、やっぱり無理」と。

言い方は悪いが
ちょっとヤンキー多めの地域の男だったので
まわりの女も、気が強い子ばかりだったらし

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18歳~2年間、記号で呼び合う世界で働いていた話。

テーマ:裏通り

大学生のころ
大阪の老舗純喫茶でバイトしていた。

まず最初に、バイトは全員、あだ名をつけられる。
あだ名と言えば聞こえはいいけど
カタカナ1文字の記号のようなもの。

私はたまたま空いていたおかげで
本名の頭文字から取ってもらえた。

でも、オガタユキちゃんは
「オ」くんが先にいたこと
ユは「コ」ちゃんと似ていて読みにくいので却下され
「ア」ちゃんとして働いていた。

「コ」ち

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お弁当のおかず交換をしない遠足なんて、何が楽しいのかわからないと思った話。

テーマ:図工

昔から
絵を描いたり、粘土をこねたりという作業が
とにかく苦手だった。

だから、図工はいつも全然ダメ。
ダラダラと過ごしたせいで、時間が足りなくなり
持ち帰って親に手伝ってもらったことも何度もある。

小学生のとき、木の板を切って
キーハンガーを作る授業があった。
フック部分はすでにあって、板をかわいくするというものだった。

私は、ノコギリも苦手だったので
友だちの筆箱を見てピ

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結婚相手に求める条件は人それぞれ、という話。

テーマ:チーズ

私には、25年来の親友がいる。
小学生の頃から彼女が好きになった男を全員知っているが
どれも、基準は顔。
一目惚れから恋が始まる。

ただ、とにかく顔だけで選んでいたので
性格に難ありな相手も多かった。
モラハラまがいの奴もいて
「もうやめた方がいい」と言っても
とにかく顔がかっこいいから許せると
貫き通していた。

そんな彼女が
結婚相手だけは「居心地の良さ」で選んだ。
だから

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スティッチは淡い思い出、プリ帳は「レトロ」だったという話。

テーマ:リロ&スティッチ

中2のとき、初めて彼氏ができた。
1つ上の野球部キャプテン。
その響きに酔っていた感じは否めない。

一緒に帰る・公園で話す程度の日々の中
初めて電車で出かけた。
リロ&スティッチを観るために。

今ならスティッチのマネを全力でやり
さらに敵の博士?の雰囲気を被せるとかできるけど
当時は「スティッチかわいかった」という
鼻くそみたいな感想しか言えなかった。

あとは、プ

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反町と竹野内と広末の組み合わせは最高!でも現実は違う、という話。

テーマ:海物語

私は全く泳げないし
日焼けするとヤケドになるので
とにかく、夏の海には近づかない。

それでも、今まで2回だけ
男女で集まって海に行くという経験をしたことがある。

1回目は、地元の男友達に誘われて。
「別に出会いは求めてないけど…」と念押しされたものの
大学の数少ない友だちの中から
かわいい子2人を連れて行った。

朝4時ごろに出発し
テンション高く、ノリノリで高速を走っていた

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きっかけは完全に湘南乃風、そしてカルディに感謝という話。

テーマ:恐竜

夫との初めてのデートは、恐竜展だった。

それまで何度かグループでは遊んだことがあったけど
「恐竜展行きたい」とTwitterでつぶやいたら
「俺も気になってたんすよ」とリプが来た。

ここぞとばかりに連絡し、初めて2人で会うことになった。

なぜそういう流れになったのかは忘れたけど
恐竜展に行く前に
私が一人暮らしをしていた部屋で
昼ごはんを食べることになった。

カルディで買っ

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思い出に浸っていたら、心の中のギャルが顔を出した話。

テーマ:松の木

子どもの頃、近所の幼なじみと待ち合わせする場所を
「松の木さん」と呼んでいた。
全員の家から徒歩1分以内の
大きな「松の木」がある家の前で「待つ」から。

私は大学を中退したけど
「卒業旅行」という名目で幼なじみ4人と淡路島に行くときも
松の木さんで集合した。

本当は男2・女3の予定だったけど
男1人が直前にドタキャンしてきた。
昔からそういう奴だったので「はーい」で終わった。

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夜景を好きな男女比率を誰か調べてほしい、という話。

テーマ:裏生駒

私、夜景が嫌い。
苦手といったほうが正しいかもしれない。

理由は、反応に困るから。
動いたり場面転換があったり、
それこそメッセージが浮かびあがったりするなら、まだしも
見た瞬間の「うわー」から、何分経っても同じで。
モゾモゾしだす。

男子あるあるなのか
私の育った地域だけなのか
高校卒業後くらいから、とにかく陽キャは全員ボウリングにハマる。
そして、順番に18歳を迎え、車の

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一度しか行ったことのない町の民謡を毎年口ずさむ話。

テーマ:臨海学習

小学生のころ、臨海学習があった。
泳げない私にとって、地獄の3泊4日。
かと思いきや、あまり嫌だった記憶がない。

泳力別に分けられたグループで
確か私は一番下の「くじら」グループ。
いや、くじらもかなり泳げるけどな。

泳ぎが得意な「トビウオ」グループは
遊泳区域ギリギリまでの往復を何本もさせられている中
くじらグループは波打ち際でキャッキャした。

そう、文字通りの、キャッ

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「ギャルが世界を救う」は、あながち間違いではないかもしれない、と感じた話。

テーマ:パリ

去年末から、まつげパーマを始めた。
パリジェンヌというやつ。

いつも担当してくれる子は、はちゃめちゃにギャル。
基本的に「ゆきずり」の美容師には
こちらの仕事や家庭環境は、話さないと決めているのに
このギャルは、初回からグイグイ来た。

彼女が系列店舗の美容師と付き合ってることも
相手がSixTONESの田中樹に似ていることも
初回から聞いた。

気づいたら、こちらもどんどん扉を

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スリッパで階段は危険だと説いていたら、結局ミニモニ。に落ち着いた話

テーマ:スリッパ

私の実家では、年中みんな、裸足で過ごしていた。
冬はモフモフの靴下を履いていた気もするけど
寒さよりも、階段で滑る恐怖が勝ってしまった。

姉は、就職前、大学生活最後の数ヶ月に
自分で貯めたお金でロンドンに留学した。
行動力とか、そのためにお金を使える勇気とか
あと、向こうでちょっとした恋模様があったとか
そんな姉をかっこいいなと思っていた。

ロンドンでいつも履いていたからと

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「間に合わせ」も、20年間気づかれないなら大したもんだ、という話。

テーマ:機関車トーマス

中学の頃
まわりの女子は何か1つ「好きなキャラクター」を持っていた。
当時は、ちょうどプーさんとスティッチが爆裂に流行った時期。
ちょっと精神年齢の高い子はディズニープリンセス。
あとは安定のサンリオのみなさんとか。

ふと気づくと
私の持ち物はすべて「無印良品」で構成されていた。

「アカン、かわいい女子は、推しキャラがいる」
と、あわてた。

ただ、すでに思いつくキャ

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粉もんがめっちゃ好きやねん、という話。

テーマ:たこ焼き

この前、10歳の娘と
推しのライブに行ってきた。

初のドーム、私たちは初アリーナ。
すぐそこに推しが来て
風船も銀テープも、自分の手で取った。

ライブの後、京橋のじゃんぼ総本店で
たこ焼きとからあげを食べ
私はビールを飲みながら、楽しかったなーと語らった。

とにかく最高の夜を過ごした。

翌日も余韻に浸っていたら
ふと、ものすごく感慨深げに、娘が口を開いた。

「それにし

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