好きなドラマのはなし
好きなドラマについて書きたくなったので🌼
思い入れがあって自分にとって大切なドラマを、
6作品選んでみました。
最後のほうに、今回は選ばなかったけれど大好きなドラマのリストも作りました。
いつものように、ネットの海に投げ入れるメッセージボトルのようなイメージで書きます。
どなたかの目に留まり、共有できる何かがあれば嬉しいです💐
アンという名の少女
「赤毛のアン」をベースにした、Netflixオリジナル作品。心の栄養のようなドラマです🌿
どのエピソードも胸がいっぱいで泣いてしまう。
好奇心いっぱいで想像力のかたまりのようなアンを見ていると、ふしぎと子どもの頃の自分を思い出します。透明のハムスターを飼っていたこと、家族や友達に物語を語り聞かせたこと、遠い宇宙に自分だけの星を持っていたこと。忘れていたこともわすれてた、いろんな思い出が蘇りました。とにかく心揺さぶられたドラマです。
今でもときどき、てきとうにエピソードを選んで観ては、心の栄養補給をしています☺️
Season2の最終話タイトル、「この世界に増大する善」という言葉が大好きです。
辛いことも少なくないこの世の中、それでもよく目を凝らせば、世界は光で溢れてる。そんな希望を感じさせてくれます。人も、環境も、変わります。ときには善い方向へ。
素敵な台詞も本当にたくさん。
何よりこのドラマの、誰の痛みも無視しないところが大好きです。あらゆるかなしみを、等しく大切に扱ってくれてありがとう。
Season4も、その先も、ずっとずっと観ていたかったなあ… 打ち切りが残念でなりません。
その分これからも、何度も、何度でも、観ます。
結婚できない男
小学生の頃に出会った、大好きなドラマ。
ちょっとした会話がどれも面白くって心地よくって、何度も観てしまいます。台詞も憶えてしまったほど。どのエピソードも好きだから、てきとうに選んで再生しつつ、何か作業したりもします。
登場人物みんなが、等身大なところが好きです。それぞれにちょっと困った癖や性格もありながら、なんだかんだみんなに居場所がある。仲間外れのいない世界。ありのままで、それぞれが毎日を精一杯生きている。いろんな欠点や失敗も、おおらかで平和なこのドラマ特有の空気に包まれていくようで。全部まとめてハグしたくなるような愛しさを感じます。
わたしにとって阿部寛さんは、きっといつまでも桑野さんなんだろうな。
なんでもないところでクスッとなったり、ホロッとしたり。観ると安心する、大切なドラマです。ずっとずっと大好きです。
秋の童話
こちらも小学生の時に初めて観た、思い入れのあるドラマ。当時、母と夢中になりました。
わたしの “お兄ちゃん欲しい病” は、このドラマのせいです(笑)
裕福な家庭で何不自由なく育ったヒロインが、ある事故をきっかけに、実は新生児のとき産院で別の子と取り違えがあったと判明します。
いわゆる韓国ドラマらしい辛い要素(悲恋、病気、貧困 etc.)てんこもりの悲しい物語なのですが、わたしはこのドラマの悪役がいないところに昔から惹かれています。
誰も悪くないのに、みんな本当は心根のやさしい人たちなのに、なぜかすべてが上手くいかない。悪い方へ行ってしまう。どうしようもなく、かなしい。やり切れない。そんな、かなしみをとことん真正面から描いているところが好きです。
たしかに意地悪な人も、ずるい人も、愚かな選択をしてしまう人もいます。だけど、それぞれの背景には貧困や心の弱さ、葛藤があって。それらは十分共感できるもの。
通りすがりの登場人物でさえ(たとえばヒロインの勤め先の上司など)、ただの悪役にしてしまわないところが好きです。
それからこのドラマは、愛以外のものをほとんど描きません。仕事とか、日常のちょっとした出来事とか。頭からお尻まで、愛、一徹(ちなみにこの「愛」には、恋愛だけでなく家族愛や、もっと大きく漠然とした愛も含みます)。みんな、誰かのことを一生懸命見つめていて。全編通して、切実さで充満しているところが大好きです。
どこかもの悲しい「秋」のイメージと、「童話」のような純愛が、ぴったりなタイトルだなあと感じています🍁
賛否ある結末も、わたしは好きです。他にどう終われというのだろう……
数年ごとに観返しては、いろんな感じ方の変化もありつつ、やっぱり大好きだなあ、としみじみ噛みしめています。
OST の Reason も本当に、本当に好きです。
ジェネレーション・ウォー
第二次世界大戦下のドイツを舞台に、幼なじみ5人のそれぞれの運命を描いたドラマです。
ドイツ軍少尉ヴィルヘルム、その弟で文学青年フリードヘルム、従軍看護師シャーロット、ユダヤ人ヴィクトル、その恋人で歌手を夢みるグレタ。
大学の頃、講義でこのドラマのトレイラーが紹介され、観ました。それまで(ホロコースト作品を除き)日・米英の視点からの戦争映画ばかり観ていたわたしにとって、衝撃の出会いでした。
ナチス・ドイツでヒトラーの演説に酔いしれていた人々も、わたしとなんら変わりない普通の人たちだったのだ、と気づき始めたのもこの頃。
人はこんな状況でこんな反応を見せるのかと、そういう意味でも衝撃でした。
目も心も食い入るように5人を追うけれど、わたしには、その本当のところは何も分かってないんだろうなと思います。
重く苦しいのになぜか好きで堪らなく、何度もくり返し観ています。
その理由は、いろいろあるけれど、やっぱりラストシーンに心惹かれてやまないからなのだと思います。たまらなく余韻を残すラストを、ぜひ多くの人に味わってほしいです。
大好きなサウンドトラックも貼っておきます。
原題 Unsere Mütter, unsere Väter は、私たちの母と父、という意味だそう。
どの国の、どんなイデオロギーのもと戦った人たちも、結局はみんな、似たような苦悩を経験したのではないかと感じています。
太陽を抱く月
韓国ドラマです。架空の朝鮮王朝を描く、ファンタジー史劇。
高校生の頃、バイト終わりにぼーっとテレビを見ていた時に出会いました。気づけばのめり込むようにハマり、睡眠時間を削って観ました。遠方の図書館から原作を取り寄せてもらったり。それ以来、何度も観ていますが、変わらず大好きです。
主人公ふたりのラブストーリーももちろん素敵なのですが、脇をかためるキャラクターたちが本当に良いんです。たとえば主人公である王の兄で、側室の息子、陽明君。ヒロインに仕える身分の低い娘、ソル。どの登場人物も魅力的で、「生きている」感じがします。
それぞれのキャラクターから、生きる動機や目的のようなものがしっかりと伝わってくるところが好きです。あの人との約束を果たすために。もう一度あの人に会うために。ご恩をお返しするために。なんとしてでもあの人を守るために…… それぞれの切実さに、胸がいっぱいになります。ラスト数話は、嗚咽しながら観ました。
太陽、月、霧雨、炎、雪…… 名前に込められたそれぞれの意味も美しい。
邪悪な陰謀のその裏で、恩や忠義や愛が物事を確実に動かしていくところ、「敵が愛や友情を見くびることで起こる誤算」が大好きです。
陽明君が最終回にいう台詞は、今でも時々ふと思い出すことがあります。
高慢と偏見
BBCのドラマです。
きっかけは、映画「プライドと偏見」。もともと中近世のヨーロッパを舞台にした物語が大好きで、ジェイン・オースティンの世界に魅了されました。そこで出会ったのが、このドラマ。
コリン・ファース演じる Mr. ダーシーはもちろん魅力的ですが、やっぱりわたしはエリザベスと姉ジェーンの関係性が好きです。ふたりとも、きらきらした瞳と聡明な美しさを持っていて、本当に素敵なんです。結婚イコール幸せの価値観は現代では通用しませんが、オースティンの描くヒロインや物語には、どの時代にもあてはまる普遍的な魅力があると思います。
オースティンらしい皮肉の効いたユーモアも楽しいし、完璧なハッピーエンドは、やっぱりいくつになっても大好きです。観ているだけでため息の出そうなほど、幸福を感じられるドラマです。
以上、何度も観ている大好きなドラマでした☺️
好きなドラマ リスト
最後に、ここでは選ばなかったけれど、すごく好きなドラマを並べてみました🌿(年代順)
国内ドラマ
すいか(2003)
花ざかりの君たちへ イケメンパラダイス(2007)
べっぴんさん(2016)
逃げるは恥だが役に立つ(2016)
ひよっこ(2017)
カルテット(2017)
アンナチュラル(2018)
おっさんずラブ(2018)
大豆田とわ子と三人の元夫(2021)
最愛(2021)
脚本家・野木亜紀子さんが大好きです。
韓国ドラマ
天国の階段(2003)
イルジメ 一枝梅(2008)
クリスマスに雪は降るの?(2009)
ドリームハイ(2011)
王女の男(2011)
こうしてみると古い作品ばかり。
最近の作品でも、お気に入りのものを見つけられたらいいなあ。
海外ドラマ
フルハウス(1987-)
バンド・オブ・ブラザーズ(2001)
ザ・パシフィック(2010)
ゲーム・オブ・スローンズ(2011-)
風の勇士 ポルダーク(2015-)
レモニー・スニケットの世にも不幸なできごと(2017-)
マンダロリアン (2019-)
なかなか偏りがあるので、もっといろいろ観てみたいです!
あたりまえかもしれませんが、
すごく大好きなドラマでも、5年前、10年前には存在すら知らなかった作品がたくさんあります。
これから、どんな素敵なドラマに出会えるかな☺️とっても楽しみです。
わたしは好きなドラマを観終えるといつも堪らなく寂しくなって、少しでもロスを癒すため、ネットでそのドラマの感想を読んだりします。
もし、もしも、この「好き」を書きなぐっただけの文章も、いつかの誰かのロスに寄り添えたのなら…… とても嬉しいです☺️🤝✨
思い出したら、また書き加えます。
一部分だけでも、読んでくださった方がいれば、ありがとうございました💐
大好きなドラマたち、いつも本当にありがとう!
大好きだよ〜〜〜!!!
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