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ラジオ体操のすすめ 〜遅く起きた朝に落ち込んでしまう人へ〜

わたしには、叶えられそうで叶えられていない夢がある。
それは、「休日にお昼頃まで寝てしまっても、落ち込まずに過ごす」ということだ。

休みの前の夜は、つい夜更かししたり、仕事の疲れがたまっていたりで、起きたらもはやお昼じゃん! なんてことが結構ある。
ここで、「いっぱい寝れてしあわせだったなー! 午後からは好きなことしよう」と前向きになれる人がわたしは心からうらやましい。

わたしの場合は、午前中を捨ててしまったようで、めちゃくちゃ落ち込むし、自分を責めちゃうし、午後まで引きずる。そんな自分の性格が悔しすぎる。

だって、誰だって休みの前の夜はうれしいし、休みの日までがんばってきたのだから、夜更かしもしたいし、たっぷり寝たい。
そう、わたしは何も悪いことはしていない。
そうだそうだ、落ちこむ必要はない!
それなのに……。


そんな葛藤を長い間してきたけれど、落ち込んだ気持ちを、明るい気持ちに切り替えさせてくれる救世主がとうとう現れた。

それが「ラジオ体操」である。

わたしはこの救世主に、2/10に行われたQuu&Fuuのイベント「朝のクフウ博」で来場者のみなさんから寄せられた朝の工夫の中で出会った。

 

ふむふむ。

確かに、早起きをしてするラジオ体操も気持ちいいだろうけれど、ここはわたしなりにちょっとだけアレンジ。

ということで今回は、わたしのように”お昼まで寝てしまったときに絶望しがちな人”のためにこそ、ラジオ体操をおすすめしたい。 


***

気持ちよくてたのしいラジオ体操

「ラジオたいそうだいいちー!」というはつらつとしたかけ声ではじまるラジオ体操。
多くの人が一度は経験したことがあるのではないだろうか。
ラジオ体操には第1と第2があるが、わたしが試したのはラジオ体操第1。
YouTubeにNHKが配信している動画がある。

(引用:[テレビ体操] ラジオ体操第1 | NHK 
https://youtu.be/feSVtC1BSeQ?si=ShhL4-nvR1RUAC5W

ラジオ体操第1は、13個の動きでできている。
実際にやってみて分かったのだけど、1つの動きの終わりが、次の動きの始まりにつながるようにつくられている。
そのおかげで、軽快な音楽で始まって、ひとたび体を動かせば最後まで一筆書きのようにからだが動く。
流れるように動くことが、とにかく気持ちよくてたのしい。

親切に動き方のポイントを教えてくれるのだけど、「やわらかく~」や「力まずに~」というものが多い。そう言われてはじめて、からだにぎゅっと力が入っていたことに気が付く。
不思議なことに、ゆるゆると脱力すると、気持ちもゆるりとしてくる。

「いい天気だなぁ〜」
外の景色を眺めながらそんなことを考える。

からだとこころは繋がっていることをラジオ体操で実感する。


気持ちよくてたのしいポイントはまだある。

それは、動きに合わせてピアノの心地よい音が鳴ることだ。
たとえば、軽くジャンプする動きでは、つま先が床から離れたときにピアノが跳ねるように鳴る。まるで自分の体から効果音が鳴っているみたいなのだ。ゲームのキャラクターになったようで愉快だった。

約3分間のラジオ体操はあっという間に終わり、ついさっきまで、「もうお昼の時間……」と絶望していた人間が、「今、どこかの国では朝だからね」と考えられるほどのポジティブ人間になっていた。

すごいぞ、すごすぎるぞ、ラジオ体操。

むずかしい動きがなくて、手を広げられるくらいのスペースだけあれば、からだひとつでできる。それでいて、こんなに元気にさせてくれる。

***

ラジオ体操のサビを作っちゃおう

最後に、ラジオ体操がもっとたのしくなるに違いないおすすめの方法をお伝えしたい。

それは、ラジオ体操の中で好きな動きを見つけることと、外が見える場所で行うこと。

13個もの動きがあるので、1つくらいは、「なんかこの動きをしているとたのしいな」と感じる動きが見つかるはず。
わたしは、「体をねじる動き」が超お気に入りだ。伸ばした両腕を遠心力に任せて、下から斜め上にえいや! と振り上げるときの爽快感といったらもう。
その動きが始まると「待ってましたー!」と盛り上がれるので、ラジオ体操に自分にとってのサビをつくること、おすすめです。

体をねじる動き

(引用:[テレビ体操] ラジオ体操第1 | NHK 
https://youtu.be/feSVtC1BSeQ?si=ShhL4-nvR1RUAC5W

ラジオ体操をしているときの景色も大事だなと感じていて、壁に向かっているより、太陽のひかりを浴びて、外の景色を眺めながら体を動かすほうが気持ちいい。
空が見える場所があったらぜひぜひそこで。
よく晴れた日は特に気持ちがいいはず!

ただ、うっかり通行人と目が合ってしまう可能性もあるので、ご注意を。

ラジオ体操のおかげで、これからは遅起きした休日もまるごと愛せそうだ。

***

最後に改めて、今回紹介した、「ラジオ体操をする」という朝の工夫は、2/10に行われたQuu&Fuuのイベント「朝のクフウ博」で来場者のみなさんから集まった朝の工夫のひとつです。

 「ラジオ体操」の他にもこんなにたくさんの工夫が集まりました!

 
 
 

朝の工夫を教えてくださったみなさん、ありがとうございました!

実はこれ、グラフィックレコーディングを学んでいるKDDI株式会社の社員さんが、来場者さんから教えてもらった朝の工夫を、その場で描いたものなのです。
(グラフィックレコーディングとは、イラストや図を使って、話の内容をリアルタイムで記録することです。)

これを見ていると、同じ朝でも過ごしかたは十人十色なんだなと改めて実感できます。
真似したくなる過ごしかたを見つけられたり、朝は起きれないという悩みに共感してホッとしたりしました。

これからはしばらく、みなさんの朝の工夫を編集部員であるわたしの朝に取り入れさせていただいて、くーふーのふく音声で、その様子や実感をお届けします。

今後もあたたかく見守っていてください。
よろしくお願いします!


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