コンビニは朝食ビュッフェ会場
みなさんは、日々の朝ごはんに、なにを食べていますか?
わたしは、家にある材料で作るか、家にあるものの中から選んで食べることがほとんどです。
食パンでサンドイッチを作ったり、トーストしたり、お米が余っていたらごはんのお供や夕飯の残り物をおかずにして食べます。
そうやって手作りするのは楽しいし、自分で言うのはなんだけど、おいしい。
でも!!
たまには家にあるものの中から選ぶのではなく、たくさんの選択肢の中からそのときに食べたいもの選びたい!
さらに欲を言えば、自分で作る工程をスキップして、おいしい完成品を食べたい!
実は、それが気軽に叶う場所が身近にあるんですっ。
そう、それがコンビニ! 正式名称・コンビニエンスストアです!
有難いことに、24時間営業していて品揃えも豊富で、何よりもおいしい。
というわけで、今朝は朝ごはんを買いにコンビニに行っちゃいます。
今回の朝の工夫は「コンビニで朝ごはんを調達する」です。
明日の朝ごはんを事前に買っておくことはあったけれど、当日に買って家で食べるのは、もしかしたらはじめてかも!
準備から気分を盛り上げる
イベントの“楽しさ”の7割は、準備段階にある、というのがわたしの自論。
実は、前日の夜から「明日の朝ごはんはコンビニで買う」と決めていた。
そう決めてみると、その時ときからすでに明日の朝が楽しみになって、ネットでコンビニ各社の商品を入念にチェックしてしまうほど。
その中で特に気になったのが、ファミリーマートの「生コッペパン」だ。コッペパンが生?どういうことだろう?
しかも、「生コッペパン」は甘い系としょっぱい系の具材が数種類ある。
でも、今のわたしはそんなことに悩む必要はないのだ。
なぜなら、どっちにするかは当日の朝の気分で決めればいいのだから!
そして、せっかくならもっと楽しくなるルールを決めようと「総額500円以内で買う」という、まるで小学校時代の遠足のようなルールも設定した。
ちなみに、買い物をするときのマイバッグ選びも気分を上げるためにとっても大事……な気が勝手にしてきた。
どれにしようかなあ?
よし、パンを入れたら絵になりそうなカゴバッグ、きみに決めたっ!
準備万端。いざ、ファミリーマートへ!
いよいよ朝になり、早速コンビニへ。
いざ入店すると、おにぎり、サンドイッチ、菓子パン、お惣菜、デザート、フルーツ、たくさんのおいしそうな商品に目がくらむ。
よくよく考えてみれば、店内を一周すると主食、副菜、デザート、飲み物がすべて揃えられるコンビニは、まるでホテルの朝食ビュッフェ会場じゃないか!
早速、その中からお目当ての生コッペパンを発見したが、他にも「期間限定」や「人気商品」と書かれたパンが並んでいて選択肢がどんどん広がっていく。
甘い系か、しょっぱい系か、1袋に小さいパンが何個も入っている系か、素材を味わうシンプルなものにしてプラスで何か買うか……。
ふだん食べないものや、自分では作れないものの方がいいかな……。
うん、全然決まらない。
一旦、パンから離れようと改めて店内を一周したが、結局パンコーナーへ戻ってきた。きっと20分以上は悩んでいたと思う。
そして、500円以内で贅沢しようと意気込んでいたわたしが最終的に選んだものは……
「生コッペパン(たまご)」1点でした。
(え、これだけ?というツッコミが聞こえる)
でも、自分が本当に食べたいものを選べたので、わたしとしては100点満点だ。
買ったものはパン1つだったけれど、「どれでも好きな物を選んでいい」という気持ちでたくさんのおいしそうな商品を見ているだけで心が満たされた。
お店を出て、飲み物はなににしようか、スープも合いそうだなと家にあるものの中からパンに合いそうなものを思い浮かべながら帰った。
食べ物のパッケージを開けるときに、心が躍るのはわたしだけだろうか。
そのまま食べても良かったけれど、かわいいお皿を使いたくて袋から出してお皿に移した。
気になっていた生コッペパンは、パンもたまごサラダもなめらかな舌触りでとろけた!
パン生地にパサパサ感が一切なくて、生コッペパンというネーミングに納得。自分で作るたまごサンドとはまた違ったおいしさに大満足。
洗い物やキッチンの片付けも楽で、なんだか心まで軽やかになった気分。
夢がふくらむ「コンビニで朝ごはん調達」
朝ごはんを当日の朝に買いに行くことの醍醐味は、「お店まで足を運んで選ぶ」というちょっとしたイベント感が味わえることだ。
もちろん、今の気分にピッタリ合ったごはんを選べることや、作る工程や片付けの手間が省けることもとても良かったけれど、それ以上にわたしの気分が上がったのは「コンビニに朝ごはんを買いに行く」ことそのものだった。
わたしにとって、コンビニで朝ごはんを買うことはちょっとした贅沢で、ふだんはしないことだから特別感があったのだろう。
コンビニで朝ごはんを買うと決めたとき、事前にコンビニの商品情報を調べているとき、マイバッグを選んでいるとき、マイバッグ片手にコンビニまで歩いているとき、たくさんの商品の中から朝ごはんを選んでいるとき、朝ごはんタイムを想像しながら帰っているとき、パッケージを開封するとき、朝ごはんを味わっているとき。
準備から朝ごはんを食べ終わるまでの過程ひとつひとつに、新鮮さがあってワクワクする。
このワクワクを誰かと共有したいので、次回コンビニで朝ごはんを調達するときは、ひとりではなく誰かと一緒に行きたいなと企んでいる。
友達や恋人や家族と、〇〇円以内と決めてコンビニで買って、おうちで朝ごはんパーティーをしたら盛り上がりそうだ。
予算内でたくさん買う人、高級なものを1つだけ買う人、わたしのようにお釣りがたくさん返ってくる人、朝からラーメンを食べる人、おかし尽くしの人など個性が出そう。
「コンビニで朝ごはん調達」には、何通りもの楽しみかたがありそうで、まだまだ夢がふくらんでいく。