EBt の最新版を明日ストアに提出します
しばらく潜伏していました
ちょっときつめのバグが出ていたので、EBt の開発に専念していました。そのため、note の更新も出来ていませんでした。非常に悔やまれることです。
とはいえ、なんとか動く形になってので、明日 MS と Google のストアにアプリを提出する予定です。
今回の修正点は?
目立つところとしては、ChatGPT 対応です。今回、プロンプトも入力できるようにしたのでかなり自由度が上がりました。
でも、これだけだと時間が刈る理由にはなりませんよね。今回、これから対応予定の EBt Server および EBt のマルチユーザー化に向けた基盤整備を中心に行ってきました。
基盤整備として、処理の甘いところをだいぶ見直したので、色々すっきりしています。内部的に…
あと、Single User モードは、念のための DB チェッカーが起動時に動くようになっています。でも、今動くのは困る…というケースもあるかと覆いますので、動かすかどうかは選択式にしています。なお、1買い動かしたらもう聞いてきません。
マルチユーザーモードも基盤部分はしっかりと対応が終わったので、割と近いうちに公開できるのではないかと思います。
あと、EBt Server についても近日中に公開予定です。EBt Server の特徴は、同一セグメント内に配置するだけで、サーバーとして機能するようになるということです。ぶっちゃけ、起動すると勝手に認識して動き出すので、使うときの手間はほとんどありません。
さらに、サーバーにはセグメントをまたいだ通信の機能もつきます。これは、次回リリース以降でちゃんと動くようにする予定。これを使うことで、ネットワーク構成の自由度がかなり広がります。
通信設定は
まぁ、基本的には不要です。同一セグメントで動くという前提はありますが、それさえ守って頂ければ起動するだけでネットワークに勝手に参加します。
最初にペアリングする必要はありますけどね…
こんな通信方式なので、正直プログラムはしんどかった。でも、一応自分としてやりたいプロトコルの実装が出来たので、まぁ満足です。
EBt の通信については
近日中にしっかりと記事を書きますが、とりあえず概要だけ。
やりたかったことは、こんなところです。
データ連係をするにあたり、以下の制約を課す。
クラウドサービスを使わない。
インターネットは必須ではない。
そのため、以下の機能を実装しました。
PC もしくは Android はデータビューア兼データキャリアとして機能する。
ネットワークに接続している間、各PC/Android は仮想的なサーバーとして機能する。
但し、サーバーが別途存在する場合は、サーバーから問い合わせがあったときにのみサーバーにデータを提供する。
これにより出来ることは以下となります。
データ同期にサーバーは必須ではない
拠点間を PC/Android が移動するだけでデータ同期が可能
●こんな通信を作った理由
クラウドサービスが何らかの理由で利用できなくなるケースに対する解答が欲しかったのです。
だって、どんなサービスも必ず終わりは来る。そうやって今までもあちこちのサービスを渡り歩いてきた人は多いはず。
問題の根本は、自分のデータをクラウドに預ける(=サービス提供者に強く依存する)ことだと私は思っています。
だから、こういう面倒くさい通信の仕組みを作りました。
更に。
東日本大震災とかも自分の中で何となく引っかかっています。社会システムのもろさと、結局はアナログなコミュニケーション手段に頼らないといけない状況。
もちろん、電源の話もあるのでパソコンを使うという事の是非はありますが、それにしてももろい。
そんな状況下では、データを共有することの価値は、今自分たちが暮らしている日常よりも高くなってしかるべき。でも、そこはサポートされない。
昔の UUCP サービスを使った mail のバケツリレーなんてものが近いのかもしれないけど、もはやそんなものは絶滅危惧種。細々とどこかで動いているだろうとは思うけど。
だから、こういう通信システムがあるというだけでも意味があると私は思っているのです。
ちなみに、サーバー自体も小さいので、ノートPCをサーバーにして、拠点間をうろつくなんてことをやっても大丈夫。
インターネットが生きていたら、VPN でサーバー同士を繋げば良い。
とにかく自由度が大事なのです。
とはいえ
無制限にサーバーと同期するのもよろしくないかな?という気もするので、多分そのうちに通信するサーバーを制限する機能もつけると思います。
すでに利用者が設定したユーザーしかデータ共有できないようになっているとはいえ、自分のデータが見知らぬサーバーに保存されるのがいやという人もいるでしょうから。
あと、この考え方を受け入れてくれる人がどれぐらい居るのか?という問題もあります。
案外自衛隊とかのウケが良いような気がしないでもないですが…
でもまぁ、実際に動くものがあることが大事。だから、ひたすら開発してリリースを続けていきます。
今後は
サーバーの公開と機能強化に力を注ぎます。あと、マルチユーザー化も進めていきます。
やるべきことは本当にいっぱいです。
というわけで
今回はここまで。一応、一晩寝かせて明日公開する予定です。