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作風が定まらない


「ストーリーはどうやって作っていますか?」


執筆されている方々全員に聞いて回りたい。

特に的を絞って一定の層を狙って書ける特定ジャンルを持っている人にうかがいたい質問の一つ。

自分の場合は終わり方も未定のまま、ストーリー構成を漠然と考えながら流れに身を任せて書いているため自分でも先の展開がよくわからずに書いています。

そのせいか、始めに思い描いていた作品ジャンルがいつもの間にか変わっていたなんて事がざらにあるので自分自身でも困っています。


そんなの最初から真面目に構成練って書け!と叱咤されるのは承知しているんです。

それでも、最初から構成をガチガチに固めてしまうと全く筆が進まず挙げ句には投げてしまって大体は未完に終わる始末…


ダメですね。


「例え緻密に逆算したプロットにできなくても、ストーリー自体が面白ければそれでいいんじゃない?」

過去にどっかの誰かに言われた言葉ですが、その「面白い」を見出だす事がどれだけ難しいか…


もちろん、魅力的な登場人物が日常会話を繰り広げているだけのほのぼのとした作品が評価されているパターンは数多くあります。

でもそれはキャラで魅せるやり方ができる人だけに許される作風であって、一歩間違えればただだらだらとつまらない会話を永遠に聞かされるだけに成り代わってしまう。

これを物にすればきっと無敵。日常ネタなんて数多も転がっているんだから尽きる事はないと思う。


決して自分にはできない。

だったら自分にできる方法はなんだろう?

できるを模索して残ったものはありませんでした。

それでも唯一できそうだと思えたものが「構成力を鍛える」でした。


…明らかに冒頭に書いていた事と矛盾していますね。

だとしても、矛盾のないように後から組み立て直す事が可能なので自分でもできそうだと思えた訳です。

勢いに任せて書いたものをパズルを組み立てる感覚で修正しながら次の展開を考える…それが今の自分の書き方にしっくりとして、尚且つ一番重要である完走を遂げられる書き方として取り合えず落ち着きました。

そこで後々うまれた悩み。作風が定まらない。

色んな悩みが原因で自分に適したスタイルを模索する機会が訪れていますが、どうやら早くもその局面に立っているみたいです。


もちろん、今の書き方は楽しい。

未知の領域を開拓していく書き方はわくわくする反面、どこに行くのか分からない…そして書き終えた後の解放感と同時に満ち足りた感覚は、ある意味ギャンブル。


…但し、勝率は悪い。

勝ち続けられる博打でもあればいいのになぁ。

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