警察・消防などのバイク部隊(Japanese emergency motorcycle)

レノン

2021年3月10日 23:58

今回は、我が国の警察や消防などの緊急車両に指定されているバイク部隊をご紹介します！

①白バイ(警察･POLICE)

正式には交通取り締まり用二輪車と呼ばれますが、車体色が白いことから白バイと呼ばれていますね。
文字通り、交通取り締まりを主な業務としており、交通警察の花形部隊です。日々非常に厳しい訓練を行っている白バイは高度な運転技術を持っています。
車種は現在は、HONDA CB1300SB、HONDA VFR800、YAMAHA FJR1300、SUZUKI GSX1200などが使われていますね。現在、1番個体数が多く全国的に使用されているのは、CB1300です。VFR800、SUZUKI GSX1200は引退が進み個体数をかなり減らしつつあります。

災害時の情報収集用の白バイもあり、警視庁では、オフロードバイクのYAMAHA セロー250が採用されています。(https://youtu.be/zrHVkUXw2Rs)
他にも、警視庁が東京都の環境対策の一環として、BMWの電動スクーター｢C evolution｣を7台導入しました。主にマラソンや駅伝用に使用されている様です。(https://youtu.be/p5PgjhkiXqg)

警視庁の所轄署には HONDA CB400 グリーンエースが配備されています。交通部ではなく、地域課所属です。しかし、配備されてからかなりの年数が経っており、いつしか見れなくなることでしょう。

●第49回全国白バイ安全運転競技大会不整地走行

https://youtu.be/zsOUHX3QRM4

②黒バイ(警察･POLICE)

暴走族取り締まり専門の二輪部隊になります。
和歌山県警が発祥と言われており、他にも警視庁が採用しています。和歌山県警では、黒豹と呼んでおり、警察密着番組で一躍有名になりました。黒豹部隊は、黒バイ2、3台プラス四輪覆面車両で取り締まりを行っています。車体側面のパニアケースは、マーキング塗料発射装置が仕込まれており、暴走バイクに対して発射します。車種は和歌山県警はVFR800とCB1300、警視庁はGSX1200を使用しています。

和歌山県警の黒豹を紹介しましたが、併用部隊として銀虎も運用されていました。銀虎は、黒豹が入れないような狭い路地に入れるように、中型バイクを採用しています。車種は、HONDA ホーネット250です。(現在は引退している可能性もあります。)

●黒豹隊動画

https://youtu.be/akrVIk5Trko

③青バイ(警察･POLICE)

大阪府警独自の部隊で、ひったくりワースト1位の大阪から脱却するため、創設されました。スカイブルー隊とも呼ばれており、主に街頭犯罪の検挙活動を行っています。白バイと違い交通部所属ではなく、地域部所属となっております。そのため、主な活動は交通取り締まりではありません。(もちろん交通取り締まりも行いますが)
車種はCB400SF、CB400SBを採用しています。かつては、ホーネット250も採用していました。

●青バイ緊急走行

https://youtu.be/f3iXQteJYTw

◆警察バイク部隊御用達ドライブレコーダー

https://www.driveman.jp/products/bs8.html

●特殊詐欺抑止へスカイブルー隊 (報道記事)

《消防赤バイ》

有名なのは、東京消防庁のクイックアタッカーではないでしょうか。東京消防庁以外では名古屋市消防局が積極的に運用をしています。クイックアタッカーは、山岳救助活動や高速道路での事故に機動力を生かし、駆けつけます。車種はセロー250を採用しています。

●高尾山クイックアタッカー緊急走行

https://youtu.be/7dnDAI1TbqA

《首都高速道路株式会社黄バイ》

首都高速道路株式会社の緊急車両になります。
正式には、首都高バイク隊と呼ばれ、首都高での事故やトラブルにバイクの機動性を生かし、いち早く現場に駆けつけ、安全確保に務めます。運用の契機となったのは約20kmもある山手トンネルでの安全確保にあります。トンネル内での事故やトラブルは重大事故になる可能性が高く、いち早く現場に駆け付けて、対処する必要があるのです。
車種はCB400SBを採用しています。

●黄バイ紹介動画