父親になって今日で、2,830日。(2021年3月25日現在)
2013年6月25日。
僕は双子の男の子の父親になった。
父親になる。
というより、父親にしてもらったという表現の方が正しい。
「オギャー」と大声で泣いて生まれてくる。
というイメージで待っていたら、ケースに入れられた、2ℓペットボトルよりも小さな体の消そうな声の息子たち。
彼らの「はじまりのこえ」はとても小さく、でも必死に生きるという事を僕に教えてくれた。
初めて妊娠が分かってから、父親になる心構えをしてきていたつもりだけど、管理入院で早々に妻は入院してしまった。
家と会社と病院を行き来するだけ。
妻に頼まれたものや、洗濯物を持っていくだけの日々で、父親になるという「準備」は一向に進まなかった。
ある日、病院から呼び出され、妻もお腹の子供たちも危険だと言われた。
命の選択をさせられた。
まるでドラマのようだった。実際、その場で決断を下す事なんて出来なくて、「3人とも助けてください!」としか言えなかった。
あんなに誰かを助けたいと願ったのは、初めてだった。
だから、生まれてケースごしに初めて会った息子たちにかけた言葉は、
「おめでとう」と「ありがとう」だった。
「はじまりのこえ」
父親になった自覚は、男はやはり生まれて抱きしめてから、父親に「なっていく」ものだと思う。
育児=「育自」である。
子供たちの「こえ」が僕を父親にさせてくれる。
「ダーダ」から「パパ」へなり、今は「お父さん」になった。
この先、「クソオヤジ」と呼ばれる日が来るだろう。
息子たちの人生も、まだ始まったばかりに等しい。
これから、彼らが見るもの、触るものが彼らの幸せの一部になりますようにと僕も願う。
子育てに迷うことは、これからいくらでもある。
だから、迷ったその時に、あなたの傍にあって欲しい一冊がこの本であって欲しい。
いつだって、振り返る契機になる。
「はじまりのこえ」
生まれたばかりで、ここにいるよ!という声。
そして、親にしてくれて、ありがとう。
一緒に生きていこうという想い。
この本には、いつだって子供を持った時の気持ちを思い出させてくれる力がある。
風鳴舎「はじまりのこえ」
https://www.honyaclub.com/shop/g/g20184769/
筆者 齋藤 明
見た目はいかついが、東京生まれ東京育ちの都会のもやしっ子。
都内で出版関係の仕事をする、双子男子の父。
子育てには積極的にしているつもりの44歳。
インスタで日々発売される雑誌、書籍を紹介中。
趣味は読書、料理、サッカー、フットサル。
インスタアカウント:akira19761229
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