引っ越した部屋の壁が汚れていたので換気口（ガラリ）を交換した
まずはことの発端をご覧いただきたい。
前の住人から、ある年の台風で吸気口から雨水が入って壁が少し汚れているとは聞いていたけど、思っていたよりひどい。
屋外側はこんな状態。
屋外の換気口はベランダにある。ベランダは幅が1m以上あるので普通はカバーなしでも問題ない。
それでも一度雨水が入ったことがあるんならまた同じことになる可能性がある。
次はそうならないよう対策しておきたい。
ガラリ交換なんて今後そうそうなさそうなので、その顛末を聞いてください。
屋内側をきれいにする
まずは壁紙交換。引っ越して家具を置いてからでは作業のときに動かさないといけないので、荷入れ前に交換したい。
「くらしのマーケット」で評判が良さそうな業者さんを見つけ、問い合わせたら引越し前にやってくれることになった。
作業当日、やって来た業者さんは壁紙を張り替える準備としてレジスター（壁によくある四角いやつ）を外して中の掃除もしてくれた。
レジスターは
・フィルターを時々掃除&交換したほうがいい
・本体も定期的（約10年）に交換したほうがいい
・道具なしでかんたんに取り外せる
だそうだ。
後日もともと付いていたものと同じものをネットで購入して交換した。
管理会社に問い合わせる
室内は自分たちでなんとかできるけど、外は基本的に勝手にやってはいけないはず。
管理会社に問い合わせると、やはり外壁は共用部に当たるので管理組合に確認が必要との返答だった。
管理組合の理事にプレゼンする
理事の皆さんに相談することになったので、かんたんな説明資料を準備する。
当日資料を見せながら「なぜ交換したいのか」を説明し、交換費用は自己負担でよいので交換したいと伝える。
論点は交換工事の対象。
部屋の位置によって環境は違うだろうから全戸やる必要はない。
とは言え他にも同じような状態になっている部屋があるならまとめてやったほうがいい。
自宅も同じようになっているけど交換は不要、という人もいてなかなか決まらない。
後日再度話し合って、
・費用は管理組合負担
・対象は希望者のみ
・希望者は理事会が確認
・業者を見つけて手配するのは自分で
と決まった。
対象は結局4戸。
工事業者に発注する
見積などですでに何度かやり取りをしていたところに戸数を伝えて発注。
工事業者は今後他でもお世話になるかもしれないので、家に近いところで数件見積を取った中から怪しくなさそうなところに決めた。
交換するガラリを決める
交換用のガラリは、交換しようと決めた時から調べ始めていた。
雨が入らないようにするのが当初の目的なので、カバー付きが最低限の条件。
そのカバーの形もいろいろあるし、素材や色も選ぶ必要がある。
最終的に以下の条件に当てはまるものを選んだ。
・形:換気口全体が覆われるU型
・素材:耐久性が高いステンレス製
・色:元から付いていたものに近いシルバー
・ネット:虫などが入り込むのを防ぐネット付き
・水切り:あり
・防火ダンパー:あり（大きいほうのみ）
「水切り」とは、ガラリを伝って落ちる水分が壁を汚さないための部品。
「防火ダンパー」は、火事の際に自動的に閉じて、火や煙を防ぐもの。
工事会社が下見に来た時に付いていることがわかったので、交換するものもバンパー付きにした。
家ごとに形や色が違うのは見た目がよくないので、工事する家の皆さんに選んだものでいいか確認する。
全員のLINEアカウントを確認できたので、LINEグループを作って無事全員のOKを得ることができた。
こういう部材の準備も工事業者に頼むことはできるけど、今回は自分で4軒分購入した。
工事の日程を決める
4軒しかなくてもそれぞれの都合があるのでなかなか日程が揃わない。
半月ほどの間で唯一全員が揃う日に工事してもらえることになったのに、その日は雨で延期になってしまった。
工事業者が2日間に分かれてもOKと言ってくれたので、2軒ずつ工事することに決まった。
ガラリを交換する
工事当日、職人さんがやってきて1時間ほどであっという間に完了。
ついでにウレタンの消音材もセットした。
かかった費用
今回1軒あたりの費用は約15,000円になった。
・交換用ガラリ:約4,000円
大（φ150)、小（φ100)各1＋送料
・工事費:約10,000円
交換済みガラリの処分費含む
交換してみて
交換後に暴風雨は来ていないので、交換した効果はまだわからない。
カバーのおかげか消音材のおかげか音は小さくなった気はする。
効果を確かめられるほどの雨は降らないほうがいいに決まってるけど、台風の予報を見るたびちょっとだけワクワクしている。