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静岡経由京都行き、ついでに神戸。 ②特別公開のお寺と月に4日だけ食べられるシャーベット@京都

11月に祇園閣が特別公開されることを知った。
これは行かねば!
で、行ってきた。9月に。

なぜ9月?

11月の京都と言えば紅葉の季節。
観光シーズンど真ん中の土日に京都へ行くのなら、人ごみは覚悟しないといけない。
しかも今回の特別公開は「京都モダン建築祭」のプログラムの一つ。
先日の「東京建築祭」は参加者が多すぎてほとんど何も見れなかったから、京都でも同じことになる可能性がある。

「行ったけど見れなかった」は避けたい。
そう思ってためらっていると、別の企画「京の夏の旅」でも9月末まで公開されているのをみつけた。

祇園閣はしょっちゅう公開しているわけではないから、見つけた時に行っておきたい。
9月なら多少は暑さもマシになっているだろう(と予定を立てた時には思っていた)。

こうして11月を待たずに京都へ向かうことになった。

なぜ第2土曜?

京都に行くなら「コンフィズリー エスパス・キンゾー」が営業している日にしたい。
このお店は第2・第4の土日しか営業していないからチャンスは2回しかない。
行くなら午前中のうちに整理券を入手しておいたほうが確実。ということは前日に京都入りしておきたい。
結果、月末は平日に休みを取るのは難しいので第2土曜、となった。

【目的地その1】祇園閣

さて当日。
駅を出た途端暑い。日陰でも空気が熱い。
夏の京都が暑いことはわかってたけど、9月中旬になっても猛暑日になるとは思ってなかった。
今度から9月前半は避けよう。

東山安井でバスを降りていよいよ祇園閣へ。
バスは混んでいたけど暑すぎるせいか周囲に人があまりいない。

バス停から向かう途中、ちらっと建物が見える。いよいよ見られる嬉しさでニヤけてしまう。

受付のおじ様に拝観料800円をお釣りなしで支払ったことに感謝されつつ門をくぐり、境内に入る。

左に少し進むと、石垣の上にニ層の手すりがある塔がすぐに目に入る。
名前のとおり祇園祭の鉾に似せた外観をしている。

高さ36m、鉄筋コンクリート造りの鉾

祇園閣は大倉財閥を築いた大倉喜八郎が発注し、設計は「あの」伊東忠太。

『伊東忠太動物園』にもこの建物は載っているのであちこちに動物がいるはずだけど、今回は建物自体を楽しみにしてきた。

大倉喜八郎が自分の卒寿(90歳)などの記念として「祇園祭でしか目にできない山鉾を、一年中見られるように」と建てたらしい。
(日本経済新聞「もっと関西 男爵の夢映す山鉾の塔 大雲院の祇園閣」より)

伊東忠太っぽさを感じるのは階段を上がった先にあるランプを支えているのがガーゴイルなことぐらい。

ここは伊東忠太を楽しむのではなく、大倉喜八郎の無茶ぶりに伊東忠太が応えた結果を楽しむ場所だった。

内部や上からの景色は撮影禁止なので、そちらの様子は「京の夏の旅」のサイトをご覧いただきたい。

入口の大きな狛犬?の
尻尾が足元に巻き込まれている。
2匹とも狛犬ではなく獅子の様子
祇園閣の後に行った産寧坂の梅園も
暑さのせいか空いていた


【目的地その2】コンフィズリー エスパス・キンゾー

「コンフィズリー エスパス・キンゾー」はかつて「オ・グルニエ・ドール」を経営されていた西原金蔵さんのお店。

ここで作られているのは
・和菓子の琥珀羹のようなパート ド クルスティヤン
・アーモンドを砂糖衣でくるんだプラリーヌ
・レモンのジュレ、オレンジマーマレード、フランボワーズショコラの3種類のコンフィチュール
・イートインで食べられるシャーベット
の4種類。

どのお菓子も使われている素材の味が際立たされていておいしい。

整理券をもらいに10時ごろお店に行くと7番。
これなら品切れで買えないことはなさそうだ。

お店の前に整理券が置かれている。
開店時間など案内もここに
時間つぶし中に見かけた御金神社
輝く鳥居

開店時間後にお店に戻ると行列がない。それどころか空席もある。暑すぎて今日はお客様が少ないらしい。今日に限っては整理券はいらなかった。

店内でシャーベットをいただく。今日の季節の味はヨーグルトとミント。
しっかりヨーグルトでさわやかでおいしい。
定番のチョコレートももちろんおいしい。

このお店は金蔵さんや奥様との会話も楽しい。
いつまでもお元気でお店を続けてほしい。

翌朝食べた出町ふたばの栗赤飯
これも秋の京都の楽しみ

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