ひつじさる風花

好きなものや好きなこと、日々考えたことを書いています

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最近の記事

動き出す秋

十月に入っても真夏日があり、日本の四季で夏ってこんなに長かったっけ?という疑問が何度か頭をよぎった今秋。とはいえ、だんだんと肌寒い日も増えてきました。金木犀の香りが漂う空気に幸せを感じます。 寒暖差は大きいものの、外に出るだけで気持ちのよい季節。 車で近くの公園に行ったところ、秋薔薇がきれいでした。 秋と言えば、運動にも適した季節。 最近、新しくできた小規模なジムをよく見かけます。パーソナルレッスン付きのジムや子供向けプログラムが充実したジム、バーレッスンなどの特色ある

    • 秋へと進む季節

      九月は上旬と下旬の気温差が大きい月だと感じます。 九月上旬に行ったガーデンでは、サルビアやマリーゴールドなどの花に夏の名残を感じました。 同時に、キバナコスモスの一角には、秋の足音を感じました。 上旬はまだまだ夏の空気でしたが、下旬になると朝晩に肌寒く感じることもあり、すっかり秋の気分になりました。 確実に移っていく季節。いよいよ夏が閉じていくのだという寂しさを感じますが、少し動くだけで暑くなってしまう夏に比べ、秋は運動に適していると実感しますし、スーパーの棚で見かけ

      • 理想の朝

        毎朝このような状態で一日を始められたら理想だなと思った、エッセイの中の一節があります。 著名な染織家である著者の、三十代で染織の道に入ってから「織りに織ってきた」数十年の日々を表した言葉。 上記の文章の後には「知らぬ間に織場でデザインし、染場で糸を染め、糸を繰り、整経し、機にむかっていた」と続きます。 今日はこれをしたい、これをしようと胸一杯にやりたいことが広がり、仕事に向かうのが待ちきれない思いで始まる一日。毎朝そんな気分で目覚められたら、とても充実した一日になりそう

        • 夏の終わりに向けて

          八月下旬になると夏も終盤。一つの季節が閉じてゆき、次の季節へ向かっていくのを感じます。 夏が終わると、一気に年末に向かって時間が流れていくような気がして、続く蒸し暑さに夏気分のままでいるとあっという間に秋も過ぎてしまうので、最近は早めに心の準備をするようにしています。 来年の手帳を決めたり。今年のうちにやりたいことがないかを改めて考えてみたり。秋にしたいことを考えたり。 早めに心づもりをしておけば、まだまだ時間はある時期です。 そんなことを考えながら、ふと気づけば蝉の声が

          夏休みの思い出、夏休みの過ごし方

          立秋が過ぎて、夏休み気分も中盤から後半へ。暑い日は続きますが、子どもの頃の夏休みといえば、学校がなくて自分の好きなように時間を使える自由な期間。開放感があって、まぶしいくらいに明るく感じる季節です。 私の一番心に残る夏休みは、中学生の頃の夏休み。 読んでいる本に時間関係なく没頭し、寝不足でぼんやりとしつつ、台所にある粗熱を取っている途中の生温かいとうもろこしを一本取って、冷たい麦茶と一緒に食べながら、蝉の鳴き声を聞きつつ読後の余韻に浸る時間。近所に住んでいた祖父母が作り、母

          夏休みの思い出、夏休みの過ごし方

          思い出のタイムカプセルのような

          プロフィール画像に使った椿の花の写真。こちらは、15年以上前にガラケーで撮ったものです(のでちょっと画像が荒い)。当時住んでいた街のコミュニティセンターで、ひっそりと咲く椿の美しさに目が止まって撮ったもの。このブログを始めるにあたって、ふと「あの写真を使いたいな」と思い出し、ガラケーから取り出したデータです。 ガラケーを久しぶりに開き、昔の写真データを見て、当時の時間が新鮮によみがえってくる気がしました。 残業明けに見た景色がきれいだったこと 当時勤めていた会社帰りに、

          思い出のタイムカプセルのような

          季節を感じつつ

          花信風(かしんふう)という言葉が好きです。花信風とは、初春から初夏前にかけて吹く、花が咲くことを知らせる風のこと。 二十四番花信風とも言って、一月初旬(小寒)から四月中旬(穀雨)の間の二十四候(五日ごと)に花が割りふられています。 梅から始まり、沈丁花やこぶし、杏や桃の花など、二十四種類。 春が進むにつれて、次々と花が咲いていく様子が目に浮かぶ言葉です。 信とは、手紙や便りなどの意味(信書や短信などの単語もこの意味ですね)。 花信風は「花の便りをもたらす風」という意味です