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宇多田ヒカル「ともだち」について
はじめに
※別ブログから引っ越し。投稿日時2020年02月27日
こんちは。なんとも唐突なお題でございます。
ぼく、日頃バンド活動で作曲、アレンジなど(大したものではないですが笑)を少しかじって
いるので、知ったかぶり大いに振りかざし、独断と偏見で語っていきたいと思います。
宇多田ヒカルの復帰してからのアルバム「Fantôme」と「初恋」がものすごく名盤だなと
感じていて。その中のネタを今日は書いていきたいと思います。
アルバム「Fantôme」の
M6.に入っている「ともだち」という曲。
これまた素晴らしい曲でございまして。
基本サウンドは
・ギターのポストロックにありそうなエモいアルペジオのハモリ絡み(すでに和音がセンス良すぎ)
・キックとクラップに近いスネアのみのビート(シンプルisベスト)
・ローチューニングのヒップホップベース
・歌(コーラス)(歌メロがいいのは言わずもがな)
その他アクセントありますが、「これだけっっっ!???」
ってなくらいどシンプルであります。。
とにかく音数が少ない。54-71くらい引き算アンサンブルですね。(全然違うかも)
イントロ→Aメロ→Bメロ
Bメロに入るところでね、コード進行変わっていくんですがそこでものすごくミソに
なっているのが、「ブラス(管楽器)」が入ってくるんですよ。
テレテッテテ って。笑 それがものすごく良いんですよ!!!!(伝わる人には伝わってほしい!!!!
歌メロに被らない、それでいてメロディアス。Bメロはあまり歌メロが動く感じでは
ないのでそこも計算なんでしょうね。
ちゃんと隙間を埋めるブラスのメロディ。
かっけー!!!ってね。
そこからうまーく小袋さんのボーカルも入ってくるんですけど、
そんな音数だけでこんなに素晴らしい深みの曲ができるんだなあと。本当にくらった。
サビはキャッチーな歌メロと小袋のハーモニー。
小袋さんのハモりが全然宇多田ヒカルの声を
邪魔しないんですよ。
ループっぽい、ミニマルっぽいメロディ。全体的に曲がそんな感じですが
かつ、Bメロから入ってるブラスもこれまたサビで隙間埋めの素晴らしいテクニックとメロ。
ラスサビ前のBメロの小袋のハモりメロディも外しに行ってて、すばらしい。
無駄を削りに削った、というか最初から宇多田ヒカルの脳内には音数がそれくらいで鳴っていて
十分だということが描けていたのかもしれない(底知れぬ天才。ほんと)
とにかく、無駄な音が一個もない!!!!!
ココ大事、無駄な音が一個もない!!!!!
聞きやすい。本当に聞きやすい。
これぞ行き着く先。天才。
なんか書きながら途中から熱くなってしまった笑。
というようなこともちょいちょい本ブログで書いていきたいと思います。
(最初から全然バンドの曲じゃなかったw)
あー最高。