2024年に遊んだゲームをざっくばらんに振り返る
今年初めて触れたゲームは5つ。少ないと思われるかもしれないが、合間に過去に遊んだ作品の周回プレイもあったので、1年間通して触れていない日はほとんどなかった。
早速、初めて遊んだゲームについてざっくばらんに振り返る。
イースオリジン
最新作イースＸをプレイした流れで購入。複雑なギミックに昔のイースらしさを感じ、周回プレイの独自システムが新鮮だった。一切の知識なしで始めたが、ダームの塔をひたすら巡回するゲームだとは想いもしなかった。
初代イースの前日譚ということで、Ⅱのラストでは石になってしまうシーンがトラウマになっていた、フィーナやレアが登場しているのが懐かしい。
今時の目的地ナビがない昔のゲームゆえ、一向に前へ進めないもどかしさもままあるが、またそれもイースらしさ。
ファイナルファンタジーⅦリバース
スクエニ作品で欲しいと思っていた、探索要素がふんだんに取り入れられた名作。
アクションはいいけれど、寄り道が極端に少なかったり自由に進められる部分が少なかった昨今のスクエニ作品の中にあって、本作は不足しているものを補う満足度の高い作品になった。
特に序盤、グラスランドの広大なエリアに出てきたときの解放感。隅から隅まで色んなところを巡って素材集めやらサブクエスト攻略やら、時間を忘れて探索するのが楽しかった。
リメイク作品とは言え、歴史を変える概念によって、同じ順路をたどってもどこかで過去作と異なる分岐点・シーンがふんだんに取り入れられているので、ここではどうなるのだろうとか、そういや原作ってどんなシーンだったっけとか思い返す。
バトルシュミレーターで鬼畜な難易度プレイを強いられて心が折れたが、これは野村系ゲームの宿命と思ってあきらめた。
一番の肝であるエアリスの運命。最初ジェノバの斬撃を食い止めたと思って歓喜の声を上げたら次の瞬間エアリスの血がしたたってオリジナルと同じ場面が出てきたり、ラストバトルではエアリスと共闘してセフィロスを倒すけど、エアリスがかき消すようにいなくなる。生きているのか死んでいるのか一体どっちなんだよ！
龍が如く8
今年遊んだゲームの中で唯一感想記事を書けなかった。いや、書けなかった。
如くシリーズのプレイ歴はジャッジアイズ→如く7→ロストジャッジメント。つまり、シリーズの象徴である桐生一馬が主役だった作品には一切触れていない。
如く8は、7からの主人公春日一番と桐生一馬が主役のゲーム。途中から春日はハワイで、桐生は日本でシナリオが進むハイブリッドな展開を見せる。これが賛否両論を呼んでいた。
他の記事で桐生一馬の時代から知っている人々の思い入れと、これじゃないという声を痛いほど感じ、触れていない自分が感想を述べるべきでなないと思った。
敢えて言えば、桐生とパーティーを組んだのが7からの新キャラたちだったのが疑問点。桐生のやることなすことを持ち上げる提灯持ちみたいになっていたのが気になった。
終盤で見解の相違からバカ正直にぶつかり合い、ラストダンジョンでＮＰＣとして駆けつけた真島吾朗や冴島大河といった昔からのキャラクターたちの方がよっぽど最後のパーティーとしてふさわしいと思った。
聖剣伝説 visions of mana
ファンタジーというよりも「おとぎ話」のような世界観を持っていた作品。
グロテスク系が多い洋ゲーと対極的なかわいらしい敵モンスター。リスや竜を擬人化した種族。子供の頃に読んでいた童話の世界を旅しているという感覚だ。
そんな世界観とは裏腹にストーリーは重め。4年に1度、世界を維持するため定期的に御子といういけにえを捧げなければならないのだが、生贄になることを恐れるどころか当たり前のように思っている人々の思想がちょっと理解できない。
はじめからどこか悲壮感があって、泥臭くあがき続けていたファイナルファンタジーXに比べてどこか違和感を持った作品だった。
ドラゴンクエストⅢＨＤ-2Ｄ
はぐれモンスターを集めたい？→まもの使いを使え。
なに途中から敵が強くなった？→まもの使いを使え。
裏の裏ステージのクエストクリアできない？→まもの使いを使え。
色々な賛否両論の声があがった本作。中でもまもの使いをこれでもかと前面に出したシステム変更によって、既存の職種、特に戦士・僧侶・魔法使いの立場がますます弱くなっている。
中盤以降は勇者でさえも空気になるほど物理ダメージが通らない。ならばと魔法を使ってゴリ押しするも、ラスボス直前のキングヒドラは黒い霧で魔法を打ち消してこちらの回復・攻撃手段を封じ、さらには1ターンでおたけび・眠り・火炎の三段攻撃を繰り出す。一体どれほどの初見ユーザーを絶望にたたき落としたことだろうか。
一方でまもの使いがいると旅は快適。まもの呼びは守備力を無視した貫通攻撃だし、ビーストモードで2回攻撃ができる。モンスターも集めやすいしバトルロードで勝てば強力な武器と大金が手に入っていいことずくめ。
追加された裏ダンジョンにもひと言言いたい。指定した武器を装備しないとステータスが著しく下がる実質的な縛りプレイ。総額100万ゴールドを優に超えるアイテム収集とか100体モンスターを集めろとかメダルを集めろとか無理難題のオンパレード。
装備できない職業をせっせと育ててきたプレイヤーに対して酷なミッションだし、売り払った装備をまた買い直さないとならない苦痛。こんな嫌がらせどうして考えついた？
ただ、そんなミッションを簡単に解決する手段はやっぱりまもの使い。指定された武器なら装備できるし、ゴールドはバトルロードをクリアすれば簡単に貯まるし、逃げるモンスターも捕獲できる。つまり、まもの使いを使え。
これだけ愚痴っていたけれども、やっぱりドラクエⅢは好き。大きく一新された美麗なグラフィック。追加されたエピソードの数々、特にオルテガからみのイベントは泣かされる。隠しフィールドやキラキラの探索に、何より自由な編成と転職による自分だけのパーティーを作成する自由度。次はどういう遊び方をしようかと考えるのが楽しい。
終わりに
こうして並べてみると過去の名作のリメイク版ばかりやっていた1年だった。
ドラクエⅢはきっと定期的に遊びたいゲーム。まもの使いに準拠したゲームバランスになってしまったが、自分の好きなパーティー編成ができるところ、さらに転職を繰り返して最強のキャラクターを育て上げる楽しさがそのまま。ただ、試練の神殿は二度とやらないと思うけど。
来年は今年手をださなかった洋ゲーをやってみたいと思う。そういや最後に遊んだのがホライズン2。洋ゲーらしい、リアルさを追求したグラフィックが懐かしくなってきた。
ｎｏｔｅに投稿して一番ビックリしたのはドラクエⅢリメイク感想のＰＶ数がメチャクチャ伸びていたこと。日を追うごとに伸びて投稿前の通算の数字を超えたことには嬉しさを超えて怖くなってしまうほどだった。
最後に、閲覧してくださったみなさん、スキ押してくださったみなさん、ありがとうございました。本当に励みになっています。
では、よいお年を。