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【未来予言】 2030年に起こることを7つの側面から予想してみた

2020年4月にこのnoteをはじめて半年。フューチャリストジュリアがアフターコロナを考えるのマガジンでは56本の記事を書いてきました。

今回はマガジンから記事をピックアップしたものをカテゴリー分けし、インデックスをつくってみました。ぜひ興味のある "変化" に関して下記の目次から飛んでみてください。

①価値観・精神的な変化

今後起きてくる全ての変化の根底には価値観や精神的な変化があるのだと思います。これに関しては、心理学者のマズローの欲求段階図やフロイトの精神分析図などを参照して以下の記事で紹介させて頂きました。

ビフォアコロナの時代におけるいい人生、充実した人生とは、毎日どこかに出かけ、集団の中で与えられたことを素直にこなすことでした。

集団でうまくやっていくために、ひとりだけ突飛なことをしたり、ルールを破らないように同調圧力が敷かれていました。さらに日本はここに儒教的精神も加わり、権威ある者、目上の人のいうことは、それが真理ではなかったとしても逆らってはいけないという暗黙の掟がありました。

上の者をはじめ、周囲に評価され、集団からツマはじきにされないために、認めてもらいたいという "承認欲求" が強く芽生えるようになりました。

しかし2020年に起きたパンデミックで人々はこの価値観の変更が迫られました。毎日通う場所がなくなり1日を家で過ごすようになったり、人と会うことが大ぴらにできなくなったり。孤独を感じて鬱々とした人は少なくないでしょう。

リモートワークに切り替わったと同時に、人々の仕事は可視化され、意味をなさない権威を保つことが難しくなったとも聞きます。

仕事やタスクに関してはまだ多くの人は与えられているフェーズでしょうが、今後は自分で創造していく必要が出てくるでしょう。

また創造活動において大事になってくるのは、集団に認められたいという承認欲求ではなく、自分はどんな人間なのかということを探求し、個の輪郭をはっきりさせていくための "自己実現欲求" 。

己を知ることで、世間や大勢ではなく自分の価値観とは何なのかということに人々は気づき、人生に置ける時間の使い方自ら決断するようになり、その多くは創造活動に没頭するようになるでしょう。

朝起きて、与えられた仕事をこなし、夜は人とアルコールを入れてリラックスしながら共感しあうというライフスタイルは過去のものとなるでしょう。私たちは別の虚構(シナリオ)を生きるのです。

朝起きて、自分でやることを決め、それに没頭する。その時間の合間には、興味や価値観が会う人とやりとりをすることもあるでしょう。シンプルですが、時間の使い方は人それぞれ。今より彩のあるカラフルな世界になるはずです。虚構(シナリオ)がファンタジーよりに書き変わるのです。

もちろん虚構(シナリオ)の切り替え時には多くの人が戸惑うでしょう。変化に対応しきれなくて病んでしまう人も出てくるでしょう。でも大丈夫。人というのは取り巻く状況や環境と共に結局は進化していけるもの。

さらに私達がきっと生きている間にはもうひとつ新たな虚構(シナリオ)が未来に用意されていそうです。


②ライフスタイルの変化

「なぜ人は生きるのか」

これまでどんな優秀な科学者も哲学者、宗教家も真の答えにはたどり着けなかった壮大な問い。

私達は一体どこから来て、どこへ帰るのか、生まれる前はどこにいたのか、死んだ後はどこにいくのか、死んだ後は生まれ変わるのか、といったことを誰もが納得できる形でみせることができる人は現在でもいません。

しかし本能的なものか漠然と命を未来に繋ぐため、と思っている人は少なくないんじゃないでしょうか。子を育て、命を未来に繋ぐということを前提とした人生。現代のライフスタイルの王道である、就職、結婚、子育て、家の購入などは、この命を繋ぐといった前提に行われていることでもあります。

しかし多様性を極めるこれからの時代は、なぜ生きるのかという目的は "命を未来に繋ぐ"  ということだけではなく、様々に枝分かれしていくことになるでしょう。

さらに「人間とは・・・」という定義も様々なアングルから語られるようになり、これまでとは変わってくるでしょう。

未来を語る上で切り離せないテクノロジーの発展、そして融合が今まで想像すらできなかったことを可能にし、データとして生きる人間は永遠の命を手に入れるかもしれません。

③人間関係の変化

我々が今続けている人間関係というのは農耕時代からあまり変わっていません。それは集団を前提とした人間関係。物心つく前から学校という集団に放り込まれ、大人になってからも多くの人は会社という集団生活を送ります。

家族、友達、上司、同僚など現代は人間関係において様々なカテゴライズがされていますが、未来はこのカテゴリーの輪郭は薄まり、区分のない平等なものになっていくでしょう。

現在のように役割で繋がるのではなく、意識で繋がるようになるのです。

④暮らしの変化

パンデミック収束後に起こるのは都市部から地方への移住だけではなく、海外へもそれは拡がっていくでしょう。ジャック・アタリも予測していた本格的な移動時代の到来です。

⑤結婚・出産の変化

人々が精神進化を迎えるにつれて、同調圧力はさらに弱まり、価値観にもグラデーションが生まれていきます。結婚自体がなくなることはなくとも、婚姻数はかなり減少していくでしょう。出生数に関しても同様のことが起こるでしょう。

今まで私達は家族という型しかなかった。それしか型が渡されていなかった。もし人生を共にする共同体の形を自ら創造できるようになったとしたら・・・。


⑥組織の変化

組織に関しては、ティール組織でも論じられているようにヒエラルキーは急速になくなっていくでしょう。今でいう仕事というものがまだある時代に置いては、どこかの会社に勤めるというメンバーシップ型の雇用形態は廃れ、様々なプロジェクトにジョイントするプロジェクト型の仕事がメインストリームになるでしょう。


⑦働き方の変化

中間管理職はシステムやAIになってくるでしょう。指示や評価はAIという名の上司から与えられることになるでしょう。大丈夫!もしそのポジションが適任でないと判断されたら、最適ポジションに配置換えをしてくれます。と言ってもプロジェクトに入って報酬をもらうというのは前時代的な働き方をしたい人向けですが。

ということでマガジンをインデックス化してみたので、ぜひ興味のある記事を読んでいただけたら嬉しいです。



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