【コロナ後はトルコでワーケーションしよう】ヨーロッパ、アジアにまたがるアラビアンな都市イスタンブールに暮らす
海外の企業をクライアントに抱え、フリーランスとして4年間で世界の88都市を転々と暮らしてきたJuliaです。
マガジン "リモートワーク時代到来! さあ、世界で仕事しよう!" では、私が滞在した世界の都市から毎回1都市ピックアップし、滞在方法や快適さ、現地で楽しめる観光地やアトラクション、エピソードなどを紹介しています。
マガジン連載の第2弾は、トルコ最大の都市イスタンブールです。
トルコのイスタンブール。それはまるで天然のディズニーランド。そのスケール感は世界のどこにも叶いません。イスタンブールには世界の全てがあると言っても過言ではありません。"たとえ10年この街に暮らしてもきっと全てを見ることはできないだろう" そんな風に思った都市はここだけです。そんなイスタンブールでの暮らしを今回はご紹介していきます。
イスタンブールでどこに滞在する?
トルコは断然Airbnbがおすすめです!個室なら3000円前後〜、まるまる貸切でも4000円台〜借りることができます。私はイスタンブールではAirbnbの個室を利用しました。場所は4. Leventというイスタンブールのオフィス街。ホストはトルコ系フランス人のビジネスマン ヤンさん。最上階のペイントハウスで、大きな窓から入る明るい日差しが気持ちの良いお部屋でした。
ホストのヤンさんはお部屋に到着すると「お腹空いてない?」と近くのキャンティーンに案内してくれました。ギリシャからトルコにやってきた日だったので、ショーケースに並ぶトルコ料理たちに感激。しかもランチはご馳走になってしまいました。Airbnbで個室を選ぶと、"一生の友人にしたい" そんな人に出会えることもあります。
キッチンはホストと共有です。ワイングラスを片手に夜な夜な色々な話をしました。かつて日本企業がトルコに橋を作るプロジェクトがあったらしく、その橋がある時崩壊してしまったらしいのです。責任を感じた日本人エンジニアが自死(切腹と言っていました)したという事件がトルコ人には有名らしく、トルコの人が日本人のプロフェッショナル意識に感服した事件だったそう。
こちらは私がステイさせてもらったお部屋です。朝は眩しい日差しで目が覚めました。外はバルコニーになっていて、景色が実に素晴らしいのです。
ほらね!もしあなたが一人でイスタンブールに滞在するならAirbnbの個室は絶対おすすめ!カップルや友達と一緒でももちろん楽しめます。
左の赤いTシャツがホストのヤンさんです。そして青いシャツがヤンさんのお友達のジョナ。シリア人のジョナは日本語を勉強しているということで、ヤンさんがお家に招いてホームパーティーをひらいてくれました。料理は私が担当!ムール貝ご飯とトマトサラダ、スープを作りました。
ジョナが持って来てくれたトルコのお菓子の詰め合わせ。美しい!
イスタンブールで何が楽しめる?
冒頭でも申し上げた通りイスタンブールは街中がディズニーランド。退屈とは無縁なことをお約束します。
・モスクを見学する
イスタンブール観光の王道はモスク見学。かの有名なブルーモスク(スルタンアファメットジャーミー)やアヤソフィアは目の前でみるとその迫力に圧倒されます。
女性はヒジャブを無料で借りられます。フードが赤ずきんちゃんみたいですね。
内部の美しさはぜひ訪れてあなた自身の目で確かめてきてください。
・バザールでお買い物
イスタンブールの旧市街中心部に位置するグランドバザール。ここではアラビアンなものがたくさん手に入ります!モザイクアートの器やトルコランプ、ジュエリーパーツやカラフルなゼリーロクム、ハマム石鹸などお土産にぴったりなものが見つかります!
私はここでローズウォーターを買いました。香水の量り売りも魅力的です。
そしてこちらはエミノニュ駅近くにあるエジプシャンバザール。ご覧の通り、スパイスをはじめナッツやドライフルーツ、チーズ、はちみつ、アップルティー(エルマチャイ)などが揃っています。ここで調味料を調達して、Airbnbでトルコ料理を再現するのもいいですね!
・フェリーでの移動を楽しむ
イスタンブールはボスポラス海峡を隔てて、アジアとヨーロッパにまたがる街。アジア側とヨーロッパ側はフェリーで行き来をすることができます。移動と言ってもただの移動じゃない!イスタンブールの景色を一望できるフェリーの旅はとても優雅です。船上では船員がチャイや冷たい飲み物を売り歩き、
映画のようにロマンティックなカップルのランデブーもみかけます。
ああ、素敵!
フェリーの乗船には日本のSuicaのような交通ICカード、イスタンブールカードが利用できます。
・ハマムでリラックス
イスタンブールは観光客向けで値段設定がちょっと高めですが、ハマム(トルコのスパ)を楽しむことができます。
ハマム内はアラビアンな雰囲気。浴室は撮影できなかったのですが、まず受付で布をもらいます。個室の更衣室で体に布を巻きつけて浴室へ。浴室にはシンクがあり、桶があるのでお湯をかぶって体を温めます。
しばらくすると担当のおばちゃんがやって来て、石の上にうつ伏せになれと指示されます。布がはがれ、湯気に包まれながら垢すりがはじまります。全身をくまなく磨き上げ、軽いマッサージ。最後は髪の毛も洗ってくれます。
入浴後はベッドチェアのある休憩所でチャイを飲みながら休むことができます。私はこの後ドライマッサージも受けました。極上のハマム体験、トルコに来たからには経験してもらいたい!
・素敵なカフェでお茶する
イスタンブールは素敵なカフェがめちゃめちゃ多いです。女子ならうっとりしてしまうキュートなカフェが山ほどあるので、ぜひご自身の足で歩き回ってください。
地元の人が行くようなカフェだと、紅茶が100円〜200円で1杯飲むことができるのが嬉しいところ。1日に何軒もカフェをはしごしてもいいでしょう!
https://www.google.co.jp/maps/place/Payedar+Kahve/@41.0267259,29.0141573,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x14cab78ea2f60a3f:0xa4618f76a9cb022c!8m2!3d41.0267259!4d29.016346?hl=ja
ちなみにトルコでチャイ(紅茶)を頼むと、このフラスコのようなビーカーのような器がデフォルトです。火傷しないように縁を持って飲みます。最初は戸惑いますが、そのうち慣れますよ!
Hafiz Mustafaトルコスイーツの名店!
エルマチャイやトルココーヒーのお土産もここで買えます!
イスタンブールで美味しい食べ物は?
ケバブなど王道のトルコ料理を紹介するつもりでしたが、私がトルコで最も感動したのはスープ。本当に美味しいんですよ!写真はイシュケンベ・チョルバス。牛や羊の胃袋(もつ)のスープで、すっぱ辛いにんにく味が日本人の味覚にビンゴ!たっぷりレモンを絞って、唐辛子やほうれん草、時にはにんにくを追加していただきます。イスタンブール以外では専門店はあまりみかけないので、できたらここで食べておきたい!
トルコでは酔っ払いのためのスープとも言われているそう。確かに酔いに効きそうなスッパ辛さです!パンも食べ放題なので、ランチにケバブを食べ過ぎた日は、夜はスープだけで済ませるのもあり!トルコ人にイシュケンベが好きというと驚かれますが、日本人なら絶対好きなテイスト。ぜひお試しあれ。
穴場情報としてステーキハウスも紹介しておこうと思います。こちら300gのステーキが1000円前後で食べられるレストランがトルコにはあります。トルコ料理店は基本的にお酒を扱っていませんが、こちらはワインなどの種類が豊富にありましたよ。
そうそう、イスラム教徒の多いトルコでお酒を提供する場所を見つけるのは至難の技ですが(禁酒になって健康にはとても良いですね)、もちろん中心地ではカクテルが飲めるところもあります。
イスタンブールでどうやって人に出会う?
Airbnbの個室のチョイスも現地の人との出会いにはおすすめですが、もっとたくさん現地で友達を作りたいならMeet upがおすすめです。トルコ人はもちろん、カナダ人やエジプト人など様々な人種の人も参加。私が参加したmeet upはカフェで開催されました。最初はぎこちないですが1時間もテーブルを囲めばだいぶ打ち解けます。
すっかり打ち解けたので、chitchatの後はみんなでトルコ料理を食べに行きました。
トルコはイスラム教徒が多く、基本的にお酒は飲まないので完全に食事会です。でもねいいですよ!お酒のない食事会。食べ物のおいしさを味わえるし、酔っ払っていないので、2件目、3件目とズルズルもならず、シラフなので会話も覚えています。
ここではいろんな種類の食べ物を注文して、トルコ料理について色々教えてもらいました。トルコは本当に優しくて素敵な人が多いです!
イスタンブールのどこで仕事する?
イスタンブール、ふらっと入れるカフェは多いのですがWi-Fi、電源完備というカフェを見つけるのは至難の技。オフィス街のカフェ、チェーンのカフェにはありますが、すぐそこという手の届く距離にないことが多い。しかしご安心ください。ドロップインができるコワーキングスペースがあります。私が利用したのは、ReventのWorkingtonです。
イスタンブールのノマドスコアは?
イスタンブールのノマドスコアは39点!ほぼ満点です。正直ここ以上に楽しめる場所はヨーロッパ方面ではないでしょう。ノマドカフェが多くないということで、Wi-Fiに関しては4にしましたが、ショッピングモールなどには基本的にフリーWi-Fiが設置されています。
親日だし、夜中に出歩いても危険を感じませんでした。(これは自己責任で)交通網も発達していて、再三述べていますがいたるところにときめきが散らばっている街です。物価が安いという面でもワーケーションしやすい場所ですね。天然ディズニーランドで仕事したい人はぜひイスタンブールを選択肢に入れてみてください。