Instagramのコンテンツ充実に一役買っている若者ユーザーは14%
こんにちは、『未来を数字に』プロジェクトです。
今日からは、以前にお伝えしたTwitterやFacebookと同じように、若者のInstagram利用についての調査結果をお伝えしていきます。
その最初となる本日は、Instagramの利用状況についてとなります。
その概要として、Instagramを定期的に利用している若者は全体の45%、(必要な時だけ)たまにの利用が8%、ほとんどあるいはまったく利用していないが47%となっていました。
調査対象属性全体の人口推計値が1180万人であることから、この45%となる531万人が定期的に利用しているユーザーとなります。
また仮にもし同年代なら、居住エリアに関係なくこの程度の利用状況とするならば、15-34歳人口約2540万人のうち、1143万人が定期利用していることになります。
ちなみに、日本のInstagramの月間アクティブユーザー数(MAU)は2900万人を突破したと昨年後半に発表されていました。
一方、たまにの利用は8%にとどまっており、こちらは想定以上に小さい値でした。
すなわちInstagramは、使う人と使わない人が割とハッキリしているSNSであるということができそうです。
また定期的な利用者のうち、投稿中心に利用している方はわずか5%、閲覧中心が31%で、9%が投稿と閲覧半々程度となっていました。
結果、Instagramのコンテンツ充実に一役買っている若者ユーザーは14%です。
大方の予想通り、多くの方は閲覧中心で、単純に見ることを楽しんだり、情報収集ツールとして利用したりしています。
ある意味、現在の若者にとって、一昔前のトレンド雑誌やファッション雑誌と同じ感覚なのでしょう。
実際、Instagramの閲覧をきっかけに商品やアイテム購入を行う若者も少なくないようで、昨今、企業にとってかかせないマーケティングツールとなりつつあります。
次回はこれを性別や年齢区分別、居住エリア別などでみていきます。
例えば、みなさんは、男性と女性、どちらの定期利用が多いと思いますか?
それはどの程度の差だと思いますか?
(次回の投稿を楽しみにお待ちくださいね♪)
気になる方のため、以下に、今回実施した調査の概要についてメモしておきます。
調査対象は15-34歳の若者で、首都圏もしくは近畿圏在住の方へ2018年5月10日~13日にインターネット調査を実施しました。
結果、全件で1744サンプルを得ましたが、より分析精度を高めるために、自由に使えるお金への回答結果から外れ値を検出、これを除くサンプルを有効としています。
また有効サンプルについても、政府統計の2018年10月1日現在の人口推計値に従うべく、適宜無作為に間引きし、できるだけ実態に近いサンプル構成として集計を行いました。
*本調査結果の詳細についてのお問い合わせは、矢野経済研究所 未来企画室までお願いします。