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首都圏より近畿圏でeスポーツにはまる若者が多い傾向

こんにちは、未来を数字にプロジェクト「若者の初体験」あれこれの調査結果ご報告です。

本日のテーマは、若者の「eスポーツ」。

インベーダーゲーム、パックマンなどから本格的普及がスタートしたコンピュータゲームの世界も、これからはスポーツの1ジャンルとしてさらに発展していきそうです。

既にプロスポーツの1つとして、選手育成やスポサードに乗り出している大手企業も存在、VR/AR技術の発展が、これをさらに後押しすることでしょう。

おそらく当面は従来型のゲームのまま、その見せ方のところでエンターテイメント性を高めたような在り方が中心となるかと思います。

しかし、そう遠くない将来、従来のスポーツ領域との本格的な融合、例えばハリウッド映画「トロン(1982年)」のような世界感が現実になっていくことは、容易に想像ができますよね。

そんなeスポーツについて、若者の体験状況をまとめていきます。

まずこれまでにeスポーツを体験したことがある若者は、全体の18.8%、5人に1人より少し少ないくらいとなっています。
これら経験済みの方のうち「今もeスポーツやってるよ」という方は9.3%で、大よそ半数程度となっていました。

また未経験者にの中で今後の体験を考えている方は全体の10.2%、うち3.7%が1年以内の体験を考えているようです。

次に、これらについて性別、年齢区分別、居住地別での傾向の違いがあるかどうかも確認しました。
その結果、いずれも何かしらの傾向の違いがありました。

まず性別では、経験者率及び未経験者のうち今後の体験を考えている方の割合で、女性よりも男性の方が高い傾向を示しています。
単純に、男性の方が女性よりもeスポーツへの関心が高く、実際に体験している割合も高いということです。

次に年齢区分別では、理由は定かではありませんが、25-29歳層で他の年齢区分よりも一段高い経験者率となりました。
(もちろんサンプリング誤差などに起因する可能性もありますが、今回の調査ではこのような結果となっていました。)

また経験者において、15-19歳層&30-34歳層が「やめたいけどやめられない」、20-24歳層&25-29歳層は「もうやーめた」がそれぞれ相対比較として多くなっています。

最後の居住地別では、同じく経験者において、首都圏では「もうやめてるよ」という方が、近畿圏では「今のところやめる気ないよ」という方が、それぞれ相対比較において多くなっていました。

まだまだ「eスポーツ≒ゲームの世界」というイメージが強いですしその定義も曖昧ですが、いずれ「eスポーツ≠ゲーム」というカタチで、異なるものとして認識されていくのではないでしょうか。

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今春、矢野経済研究所 未来企画室は新プロジェクトを始動しました。 『未来を数字に』をコンセプトに、独自の切り口で、今はまだ数値化されていない未来の価値や潜在価値などを、あれこれ数字で表現していきます。