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【ミニレポート】旅するいきもの大学校:みんなで創るリジェネラティブツーリズム

こんにちは!フューチャーセッションズの富田です。

今回は、フューチャーセッションズが参画し、観光庁主催「サステナブルな旅アワード」で特別賞を受賞したプログラム「旅するいきもの大学校!」について、裏側のお話をお届けします。

【コミュニティ型リジェネラティブツーリズム 「旅するいきもの大学校!」とは】
生坂村、株式会社松本山雅、クラブツーリズム株式会社、株式会社大広、合同会社HiTTiSYO、株式会社フューチャーセッションズの5つの企業が、それぞれの企業が持つ専門性とネットワークを活かし、多角的な視点から参画したプロジェクトです。
「ゼロカーボンビレッジ」を掲げる長野県生坂村を舞台として、「何度でも訪れたくなる里山づくり(第2のふるさとづくり)とネイチャーポジティブ」をテーマに、多様な自然体験から村内の方々との交流まで、約半年間で全6回のプログラムを実施しました。

「旅するいきもの大学校!」プログラム詳細:https://tabisuruikimono.com/category/report/
プレスリリース:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000037790.html
サステナブルな旅アワードとは:https://www.mlit.go.jp/kankocho/kobo06_00014.html

担当のフューチャーセッションズの上井さん、坂本さんから、プログラムのイチオシポイントや、共創の工夫ポイントをお聞きしました!
共創の参考例として役立つエッセンスが入っていますので、ぜひご覧ください!

ーー旅するいきもの大学校のイチオシポイントは何ですか?

🌿熱量が高い、多様な参加者が集まったツアーでした

竹を切ったり、カメラを設置したり、ハウスを建てたり…。ただ見るだけじゃなく、手を動かして自然に関われる全6回のツアーでしたが、毎回30名以上が参加していて、毎回ここまで参加者の多いリジェネラティブツアーは他にはないプログラムだったと思います。

リジェネラティブ、ネイチャーポジティブなど環境に詳しい人も、初めての人も、子どもたちも、ただ「楽しそう!」と思った人も参加する、多様な方達が参加したプログラムでした。

🤝専門家のバックアップはもちろん、柔軟なプログラムの変更も行いました

奇二先生など、ネイチャーポジティブの専門家とともにしっかりプログラムは準備していましたが、当日の参加者の状況を踏まえ、ワクワクする方向へと柔軟にプログラムを変更していきました。

具体的には、とにかくみなさんやる気があり、途中でプログラムを変更し、ただの体験では終わるのではなく「30by30(サーティ・バイ・サーティ)目標(2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標)」を意識した取り組みにしました。

出典:旅するいきもの大学校!| report |https://tabisuruikimono.com/report/1021/

ーー今回、5社での開催でしたし、ツアー参加者も多様でした。どのような共創の工夫を行いましたか?

🌱地域・参加者の共創のポイント
予測できないこともある中、状況を見て積極的に関わり、しなやかに変化しながら進めることができました!

また、ツアー参加者の視点から、地域のリソースを改めて発見できた場面がありました。例えば、「馬耕してみたい!」の声が上がれば、地元で馬を飼っている人とつながることができましたし、村の日常=外でコーヒーを飲む時間が、参加者にとっては特別な体験になることを発見できました。雑談の機会や、竹を切るといった共同作業も多かったので、自然と色々なアイデアが生まれてきたのが印象深かったです。

出典:旅するいきもの大学校!| report | https://tabisuruikimono.com/report/1021/
出典:旅するいきもの大学校!| report | https://tabisuruikimono.com/report/1021/

🌏運営側での共創の工夫
開催の5社は、もともと以前の別の仕事でも共創してきた仲間で、HiTTiSYOの星野さんのビジョンやネイチャーポジティブというテーマのもと集まったメンバーでした。そのため、全員、共創マインドの高い方々で、参加者のやりたいことを引き出す、参加者同士の関係を紡ぎ、これから共にアクションする仲間になっていこう、といったファシリテーティブな雰囲気でツアーを運営していました。だからこそ、役割分担しながらも柔軟にプログラムを進められました!
振り返ってみると、ある意味、フューチャーセッションズが関係各社のご縁を繋ぐ役割を果たしていたかもしれません!

フューチャーセッションズは、参加者同士の事前顔合わせ、3回目のオンライン回、5回目のミニセッション、6回目の修了式でセッションのファシリテーターを担当しました。こうした顔合わせでのセッションが、参加者の雰囲気醸成に役立った面もあるかもしれません。また、修了式のセッションでは、このプログラムを修了し、「じゃあ、次にどうしたいか?」と未来を考えるセッションを開催しました。これは観光庁でも言われている関係人口をつくる活動だったのではないかと思います。

出典:旅するいきもの大学校!| report | https://tabisuruikimono.com/report/1021/

ーー今後の展開は?

今回のツアーを通じ、その地域に住んでいない人が、地域に向き合い、学び、共に地域をつくっていく「共創関係人口」の広がりの可能性を感じました。こうした取組を他地域にも広げ、さらには、エリアを超えて共創関係をつくったり、共創関係人口を育んでいくことがフューチャーセッションズ流の地方創生だと思うので、次は他地域も招き入れた地域プラットフォーム構築にチャレンジしたいです!


🖐️旅するいきもの大学校メンバーのお二人です!

上井雄太(写真左)
つくりたい未来は、誰もが未来をつくる主人公として生きていける世界。
株式会社デンソー勤務後、2013年5月、株式会社フューチャーセッションズの掲げるビジョンに共感し入社。 2013年9月には日本人最年少でIAF Certified Professional Facilitator(国際ファシリテーターズ協会認定プロフェッショナル・ファシリテーター)を取得。
現在は、企業の新規事業創造や組織変革、さらには行政の社会課題解決やまちづくりなどの多様なプロジェクトに従事。 ラグビーワールドカップ2019 レガシー創造セッションなどスポーツと、企業、行政、NPOを掛け合わせ、新しい価値を創造するプロジェクトにも携わる。

坂本悠樹(写真右)
つくりたい未来は、人の前向きな想いが尊重され、伝播し、よりよい社会につながっていく未来。
2014年よりJNC株式会社にて、経理・財務に従事。子会社を含む国内の資金管理等を担当。その傍ら、地方と都市の交流を目的としたPJを社外の有志と立ち上げるなど、組織の枠に捉われず自身の関心、価値観に沿って活動を行う。
2020年6月よりFSSに会社経営全般におけるスタッフとして参画。
関心テーマは、地域の暮らし、サステナブルな暮らし。


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