「国際女性デー」に贈るミモザと感謝の気持ち、そして慣れについて考える
こんにちはONONです。
突然ですが感謝と聞いて何を思い浮かべますか?
母に感謝、父に感謝、子供に感謝、友達に感謝、恋人に感謝、
お百姓さんに感謝、天のめぐみに感謝、神に感謝、森脇健児さんの感謝などなど
感謝には様々な形が存在しています。
先日3月8日は国連によって制定された、「国際女性デー」(International Women's Day)という日です。
特にイタリアの「ミモザの日」は有名で、「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」とされ、男性が女性に感謝を込めて、愛や幸福の象徴でもあるミモザを贈る素敵な日です。
そしてミモザの花言葉はイタリアでは「感謝」だそうです。
私も普段から様々なモノやコトに感謝していこうと心がけていますが、その感謝の最大の敵とも言うべき慣れに忙しさなどを理由にしては負けてしまい、感謝を忘れてしまうことも多々あります。
例えば、よく聞くインドに行けば人生観が変わるというパワーワード。
私も10数年前インドに行ったことがありますが、暑いのに長袖の方が涼しい!!
なんていう50℃もの経験したことがない暑さと、猛烈な食当たりの日々。
冷たい飲み物などなかなか飲めず、コーラや水の瓶が錆びているなんてこともしばしばなど、確かに日本にいてはできないような貴重な経験ができました。
そんな情熱的なインドのしまっておきたい記憶(スリ・恐喝等)を思い出してしまったので明るい曲を挟みます…
と、まあバースデイソングひとつとってもこんなに情熱的な国から帰国した私は、コンビニで手軽に手に入る冷たい錆びていないコーラを買って飲み感動して感謝すらしました。
しかし慣れとは怖いもので、あんなに感動して味わっていたコーラを今では記事を書きながら無意識で口に運んでいる自分がいます。
「国際女性デー」
日頃お世話になっている女性たちに感謝する日
この記事を読んで感謝しているつもりでも、慣れによって無意識の内に感謝が伝えられていない相手がいるなぁと心当たりがある方は、大切な人達にお花やプレゼントを送ってみてはいかがでしょうか?
「国際女性デー」の日じゃなくても、ミモザがなくても、感謝の気持ちをピザの可愛いBoxに詰めて送るこのようなサービスもいいかもしれませんね。
「国際女性デー」の歴史的文脈について考える
「国際女性デー」とは
1904年、ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、国連によって1975年に3月8日を「国際女性デー(International Women’s Day)」として制定されました。
「国際女性デー」は、すばらしい役割を担ってきた女性たちによってもたらされた勇気と決断を称える日です。
私は今まで女性と男性は平等だと思っていました。
しかし海外に出て外から日本を見つめ直した時に気づいたのは、社会の仕組みが男性の働きやすいようにできているし、男性が暮らしやすい様に男性が主導して作りあげられてきたということでした。
それは女なら料理ができる、育児をする、綺麗に片付けができる等々、何百年も昔から続く女らしさという言葉にも現れています。そして男性にも男は泣くもんじゃない、強くあるべき等の同じような言葉が用意されています。
この男らしさ・女らしさという言葉は男性は労働に女性は家と家族を守るという女性と男性の体の構造と当時の社会情勢に配慮して作られたのだろうと思います。
しかし育児環境、生活環境が昔とは変わり共同養育が増えてきている現代においては必ずしも当てはまるものではありません。社会に対しての法律や習慣が古すぎるのです。
私はこのらしさという言葉を幼少の頃から教育の現場や社会で呪いのように幾度となく浴びてきたし、当時はそういうものだと思っていました。
ですが海外に移住してその国の文化や様々な人種の思想に触れた時、初めて客観的に日本という国を見る体験をできました。
近年日本もジェンダレスが進み共同親権に夫婦別姓など、やっと国際社会の基準で議論され始めています。
それでも「もっと女性が生きやすい世の中にしよう!法律を改正しよう!」と言ってもなかなか変わらないのは、これまでの社会に疑問を持つことなく生きてきた人たちが「いまのままで幸せだと」思っているからだと思います。
私は決して女性だけが生きづらいと言っているわけではなく、男性も毎日一生懸命働いてたくさん苦労している事も理解しています。
だからこそ今のままで幸せだからという人達に、大切な人の生きている社会のことを少しでも知って理解してほしいし、男だから女だからという「らしさ」から解放され、自分らしさを大切にしてほしいと「国際女性デー」を通じてそう思いました。
そして体験をして感謝をして無意識に慣れてしまうという輪廻から解放された、常人では考えつかないような様々な体験を得た森脇健児さんから発せられる、慣れに負けない"感謝"の言葉の重みについて考えさせられる日にもなったのでした。
via: iji(THE FUTURE CLUB)
この記事を書いた人
ONON(オノン)♀
環境のお医者さんを目指す、自然環境・民族の研究者。
遊牧民の行動様式を調査しながら、モンゴルに3年在住してました。
現在、自由な生き方を模索中。
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