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ロシアによるウクライナ侵略 ロシア国力限界を世界最大の生産業者の活動を衛星画像から解析する(2022/06/30)
2/24のウクライナ戦争開戦後、欧米および日本は、ロシアに対し経済制裁を課しています。その結果どうなっているのか? つまり、
いつ、ロシアは国力限界点を迎えるのか、を検証しています。
本日は、ロシア最大の金属採鉱会社、ノリリスク・ニッケル を抱える
ノリリスク。
ノリリスク、どこ?
![](https://assets.st-note.com/img/1656575796134-BgwoOFLl1z.png?width=1200)
北緯66度33分線の北極線よりさらに300km北に位置し、15万人以上の人口を擁する世界最北の都市である
ロシア最大の金属採鉱会社ノリリスク・ニッケルは、ニッケル、パラジウム、プラチナおよび銅における世界最大の生産業者の1つです。これに加えて、ノリリスク・ニッケルは、コバルト、ロジウム、銀、テルリウム、セレニウム、イリジウム、ルセニウムなどの生産も行っています。
つまり、ノリリスクは、北極圏にあることで気候変動に対応する新しい輸送手段として、コンピューターチップ製造に欠かせないニッケル、コバルトの金属生産で大きな役割を果たしています。なお、ノリリスクへの外国人の訪問は規制されており、外国人の訪問には特別な許可が必要。
詳しくは
結論:
6月に入り、ロシアは国力を急速に落としています。
衛星画像、衛星データでも明確にその結果が出ています。
夜間光 概要
そこで、レアメタル生産の主要地であるノリリスクの活動量を夜間光により測定します。
![](https://assets.st-note.com/img/1656576531422-EN1LbdAGoY.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1656577032122-Jvakdq6YyS.png)
基本動作は、
ノリリスク → 2014がピーク。2019から下落傾向
モスクワ → 2014から上昇傾向
ただ、2020年から上昇(つまり活動活発化)しています。
レアメタル生産の主要地であるノリリスクの活動量
= ロシア有数の資金力のあるレアメタル企業「ノリリスク・ニッケル」
です。
(1)ノリリスク 年間物流量
![](https://assets.st-note.com/img/1656577443947-WOZgupvgAv.png?width=1200)
わからない….
ので、特別に拡大して….
![](https://assets.st-note.com/img/1656577667765-mDdz0RbxMy.png?width=1200)
Baseline 2015 - 2019 年 つまりコロナ渦が発生する前
基本的に、物流量(つまりノリリスク・ニッケルの物流量)としては、モスクワ本体と比較しても少ないです。
2021年は、おおむね例年通りの活動量でした。が、12月、1月は測定が難しいようです(北極圏ですからね)。
ですが、2022年でも、例年と同じになっています。(データ取得回復後を除く)
夜間光など、くわしい説明
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