2022フランス大統領選で、マクロンとルペンどちらが当選するか予測(2022/04/19)
1.2022/04/19 時点の結論
マクロンとルペンは、接戦(大接戦ではない)
ただし、フランス国民の熱量ではマクロンが上です。(というより、ルペン候補に冷めてきました)と、いっても全体としては冷めてます。
2.背景
「エリート」然としたマクロン大統領(金持ち側)に対する庶民の感情的な反発は強いのは確かです。つまり、ルペン候補は庶民(貧乏人側)というポジションをとっています。
といってもルペン候補が強い支持を得ているわけではありません。
政策評価は悪くないのにマクロン政権の人気が浮上しない原因はマクロンその人にあります。
フランスには「エリート」対「庶民」の対立構造があります。
3. 弊社予想(2022/04/19 時点)
2022/04/19 時点の結論では、マクロンとルペンは、接戦(大接戦ではない)であること。ただし、熱量では本日時点ではマクロンが上、というのが結論です。なお、ウクライナ戦争は争点になっていません。ロシア侵略に反対は両陣営とも同じであるためです。
熱量分析:波形が大きくかつ激しいほうが強いと見ます。
感情分析:好き・嫌いの2択 上限値を見ます
青:マクロン大統領
白:ルペン候補
4.詳細 マクロン大統領
熱量分析:波形が大きくかつ激しいほうが強い
選挙まで1週間を切り、マクロン大統領は強くなっています。つまり、マクロン大統領にフランス国民は冷めているので陣営がSNSなどプロモーションに力を入れ始めた、ということです。
感情分析:好き・嫌いの2択
好き・きらいという感情に準拠した数値です。
0.5(オッズ)とはいう嫌いではない、という程度の消極的賛同です。
5.詳細 ルペン候補
熱量分析:波形が大きくかつ激しいほうが比較的強い
ルペン候補のほうが、マクロン大統領に弱い、しかし動きが減っています。つまり、ルペン候補のほうに好き嫌いはともかく、フランス国民は冷めた、ということです。
感情分析:好き・嫌いの2択
マクロン大統領(オッズ比:0.40)
好き・きらいという感情に準拠した数値です。ルペン候補が好きが上(オッズ:0.2)で、マクロン大統領(オッズ:0.5)より若干下回っていることが確認できます。
オッズ比とは
ある事象の発生に対し(この場合、フランス大統領選に当選する)、どれがより強く関連しているのか(つまり、だれが当選するか)比較をしたい場合、使うのがオッズ比です。
この場合のオッズ比の見方:1を基準として1から離れているほど結果に対して原因が強く影響する、と判断します。
追記:
くわしくは下記