Dfinity用語解説:NNS(Network Nervous System:神経回路網)
元記事:https://support.dfinity.org/hc/en-us/articles/360057132452-Network-Nervous-System-NNS-
NNS(Network Nervous System:神経回路網)
・インターネット・コンピュータ管理用のDAO(分散型自律組織)
➡PoSにもとづいている
・インターネット・コンピュータのブロックチェーンを支配、エコノミクス、ネットワーク構造のすべてを管理する自律的なソフトウェア
・専用(特殊)のサブネットで動作する
➡レジストリを維持して、各種管理を行う
➡サブネットの稼働にサイクルを徴収しない
➡参考:レプリカ数は151台との資料があるが、IC NETWORK STATUS上ではSystem(NNS)は40台
・すべてのICPトランザクションを検証するためのサブネット毎の公開鍵を持つ(➡自律的な「マスター」ブロックチェーンとして機能)
➡サブネット間でメッセージを送る際には、送信元サブネットの公開鍵をNNSから取得して署名を検証する
NNSは、インターネット・コンピュータのブロックチェーンを支配し、エコノミクスからネットワーク構造まですべてを管理する自律的なソフトウェアです。
NNSはネットワーク自体の中にホストされており、ノードマシンの計算能力を安全に織り込んでインターネット・コンピュータ・ブロックチェーン・ネットワークを構築するプロトコル・システムの一部であり、ネットワークの自律性と適応性を可能にしています。NNSは、すべてのICPトランザクションを検証するための公開鍵を持つ、自律的な「マスター」ブロックチェーンとして機能します。
NNSは、サブネットの追加や新しいノードマシンのオンボードによってネットワークを拡張するかどうかなどの提案を投票に付し、ICPユーティリティトークンをロックアップしたホルダーによって投票が行われる。
NNSはまた、独立したデータセンターのノードを組み合わせてサブネットを作成し、キャニスタースマートコントラクトをホストするために使用されます。NNSは、キャニスターをホストする容量需要と他のサブネットに接続する能力に基づいてサブネットブロックチェーンを作成し続け、インターネットコンピュータを無限に拡張することを可能にします。
機能の再整理(White Paperなどを参考に)
・すべてのICPトランザクションを検証するための公開鍵を持つ、自律的な「マスター」ブロックチェーン
➡公開鍵を提供
➡レプリカやサブネット全体に公開鍵を結びつけている
・ネットワークのトポロジーを記録(設定)
➡どのレプリカがどのサブネットに属しているか
➡レプリカの公開鍵、レプリカやサブネット全体に公開鍵を結びつける
・サブネットの追加/削除、ノードの追加/削除、レプリカの追加/削除
・レプリカを提供するエンティティを決定
➡レプリカに展開されたプロトコルのバージョンを制御
➡ノードマシンで実行されているレプリカソフトウェアを更新してインターネットコンピュータープロトコルをアップグレード
・経済的パラメータの微調整
The NNS is the autonomous software that governs the Internet Computer blockchain and manages everything from economics to network structure. The NNS is hosted within the network itself, and is part of the system of protocols that securely weaves together the compute capacity of node machines to create the Internet Computer blockchain network, allowing the network to be autonomous and adaptive. The NNS acts as an autonomous “master” blockchain with a public key to validate all ICP transactions.
The NNS will put proposals to a vote, such as whether to expand the network by adding subnets or onboarding new node machines, which are then voted upon by holders of ICP utility tokens who have locked up their tokens.
The NNS also combines nodes from independent data centers to create subnets, which are used to host canister smart contracts. The NNS continues to create subnet blockchains based on the capacity demands of hosting canisters and the ability to connect to other subnets and allowing the Internet Computer to scale indefinitely.