Futures Thinkins(未来思考)関連記事:未来へのロードマップを描く『メタバース』
Futuristコミュニティに参加して、Futures Thinking(未来思考)についてSho Tさん(Sho T|note)と検討を進めています。
そして、「起こりうる可能性を洞察する」ための羅針盤として、中長期まで(例えば10~100年後程度)の「未来へのロードマップ」をいくつか例示しています。
今回は、「メタバース」の中長期的な「未来へのロードマップ」を作成してみました。
今回作成した記事です
記事の内容をざっくりとご紹介します
メタバースとは、「複数が参加する3次元の仮想世界」のことです
そして次のような未来が「メタバース」に期待されてい
それでは今、なぜすぐに普及していないかというと次のような課題があるためです。
メタバースの「起こりうる未来のロードマップ」を、大きく以下の2つの流れとしてとらえました。
flow1)現在の取り組みの延長にある未来(線形仮説)
仮説:
メタバースの課題が解決されて日常的にメタバースのアクセス頻度が増えていった結果、覚醒時間のうちメタバースを利用してい時間が84%となる未来を2070年に想定する流れ
5年後までに登場するVR・ARスマートグラス(軽量、度数自動調整)と、メタバース関連技術、ネットワークとコンピュータの高速化により10年後までにクローズド・メタバースがスマホのように浸透していきます。
50年後までには、マルチバースを自由に選択・切り替えながら生活・仕事をすることが日常となるでしょう
ざっくりとグラフで「メタ化率の推移」を表現してみました
flow2)産業構造を激変する未来(非線形仮説)
仮説:
自律分散AI・自動化が進むことで財やサービスが自動的・自律的に生産・供給されて、自然環境のように必要なときにいつでも利用できる社会環境(メタ・ネイチャー ※後述)を2120年に想定する流れ
さらに、2つの変化が交差する流れとしてとらえます
flow2-1)メタ世界において「メタ・ネイチャー」が増加していく流れ
flow2-2)リアル世界において「メタ・ネイチャー」が増加していく流れ
Step1)未来ターゲットの設定
現在の動向の延長にある「未来ターゲット」を発見的に設定する
手法:アブダクション、線形推論
-自律分散AI・自動化が進むことで財やサービスが自動的・自律的に生産されるようになり、ヒトは社会環境と自然環境を区別できないメタ・ネイチャー(超自動化分散社会環境)(※6)上で生活することになるだろう
2039年ごろの「ヒトと区別のつかないAI」の登場をきっかけとして、そのその14年後ごろから自己増殖的に超知的AIの開発が進み、ヒトにとって自然と感じられるような仮想的なメタ・ネイチャーがメタ世界に急速に広がるでしょう。
そして、生産にかかわる限界費用がゼロに近づき、AI・自動化によって財・サービスを自律的・自動的に生産・供給する社会環境が構築されて、メタ・ネイチャーをリアルと仮想の区別なくシームレスに利用できるようになるでしょう。
ざっくりとメタ・ネイチャーの浸透率としてグラフで表現しました
スマートシティ、スマートファーム、スマートファクトリなどにおけるAI・自動化の取り組みは、超知性AIの広がりとともに財・サービスの費用をゼロに近づけて、地産地消で自動供給する仕組みをつくり、ヒトはリアル世界とメタ世界の区別なくメタ・ネイチャー(超自動化分散社会環境)から自由に財・サービスを入手できるようになるでしょう。
Futures Thinkins(未来思考)の検討結果については、今後本文の「未来編」へ組み込んでいく予定です。
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