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マイクロソフト、AIに支えられAzure(クラウド)が力強い成長を続け急伸したものの続かず

マイクロソフトは決算説明会でガイダンスを発表し、第4四半期の売上高を635億ドルから645億ドルと予想した(予想は645億7000万ドル)。その中には、インテリジェント・クラウドによる284億ドルから287億ドルが含まれており、Azureは恒常為替レートベースで30%から31%の成長を遂げる。

マイクロソフト(MSFT)の株価は、第3四半期決算が予想を上回ったため、時間外取引で約4%上昇したものの、よき金曜日には、-2.4%下落した。

マイクロソフト(MSFT)の3月31日締め第3四半期決算は、売上高が前年同期比17%増の618億6000万ドルで、営業利益は2.94ドルだった。この中には、Azureクラウド部門からなるインテリジェント・クラウド部門からの267億ドルが含まれている。マイクロソフトによると、Azureの売上高は前年同期比で31%、恒常為替レートベースでは31%増加した。
マイクロソフトのサティア・ナデラ会長兼最高経営責任者(CEO)は声明で、「マイクロソフトのCopilotとCopilotスタックは、AI変革の新時代を指揮し、あらゆる役割と業界にわたってより良いビジネス成果を促進する」と述べた。
また、パーソナル・コンピューティングの収益が、アクティビジョン・ブリザードを傘下に収めた第1四半期を含めて156億ドルに達したと発表した。これとは別に、生産性向上およびビジネスプロセスの売上高は196億ドルで、前年同期比12%増となった。
生産性向上およびビジネスプロセスに含まれるOffice Commercialは前年同期比13%増、Dynamics 365は同19%増だった。ビジネスに特化したソーシャルネットワークのLinkedInは、売上高が10%(恒常為替レートベースでは9%)急増した。アナリストのコンセンサスでは、マイクロソフト(MSFT)は売上高608億9000万ドルで、一株当たり2.84ドルと予想されていた。

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