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チームビルド。
先日、6日間のトレーナー資格取得のための講習会を受けてきたことは昨日も書いた通りだか、その講習会でもっとも気を使い、体力が削られたのはグループワークという名の実習である。
全国津々浦々、育ってきた環境も背景も、サポートしているスポーツも違うほとんど初めましての面々と1つの課題について議論し、結論を出して行く作業は途方もなく疲れた。
当然、こうした与えられた「環境」でそれぞれの個性や性格を把握しながら協力して、サポートを創出する能力もトレーナーにとっては必要な能力なので、それを育むためにもこのグループワークは適しているのだろう。
ただし、グループも課題のたびにコロコロと変わるので性格や個性を把握した頃には次の課題へと移っており、また1から構築しなければならない。
なんとなくだが、私の役回りは周りの性格把握に気を遣いながら、円滑に回るように言葉を選び、裏回ししていく感じになることが多かったのだが、メインの司会がいない場合がとても大変であった。
みんなが裏回し役だと全然話が進まないのだ。
また、持つ技能が偏っているときも、あまり良い結論に結びつかないことが多かった。
面白い番組もきっと演者のこの辺のバランスが良いから面白いのだろう。
これを書いてると以前アメトークでやっていた「芸人ドラフト会議」を思い出した。
ドラフト1位で選ばれる人は強烈な個性を放つ人か全体のバランスをとりながら人の個性を見極め活かすことのできる人だったように思う。
チームを作るに当たって、この辺のことを意識することが大切である。
小学生の頃、サッカーをやるとき「トリケン」というチームのリーダーがじゃんけんをして買った方から好きな選手を取ることができるというチームビルドをしていたが、あの頃は「運動能力が高い」という基準だけが選考対象であった。
いま、私がトリケンをしたらきっと昔の自分とはまったく違うチームができるだろう。
サッカーの試合では負けるかもしれないが、きっと負け試合から多くのことを学び、改善し、最終的に大きな成果を出すチームである。
サッカーでは負けたけど、先の人生では勝ちだ。
あの頃の自分に教えてあげたい。
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