キャンプのこと① ~ 電波の届かな秘境でデジタル・デトックス ~
毎年キャンプには行くけど、自分のテントを持ったことがありませんでした。
何かと面倒な気がしてずっと尻込みしていたのですが、今年ついにテントを買いました。
念願叶ってついに、子供ができてから初めての家族水入らずのキャンプです。
最近、ずっとPCやらSNSやら触り続けていたし、娘もyoutube漬けの日々だったので、せっかくやるなら電波の届かないところでデジタルデトックスしたいと、道民の森というキャンプ場を予約し、この3連休で行ってきました。
道民の森は札幌の隣町、当別町のキャンプ場ですが、札幌から1時間半ぐらいかかります。
子供がいない頃に妻と二人で行ったキャンプ場で、かなり鬱蒼とした野性味あふれる森の中で、電波が届かず不便だったけど、その分人間を取り戻すような感覚があった思い出がありました。
途中、「きみかげ」という北海道医療大学近くにあるパンやさんに寄って美味しいと評判のハード系パン数種類と山食をゲットしてキャンプ場に向かいました。
気づけば、電波はすでになく、圏外となっていました。
こうなるともはやスマホに用はなく、電源を切りました。
今回買ったテントはsnowpeakのエントリーモデルである、エントリー2ルーム エルフィールドというモデルで、エントリーモデルとされながらも、必要十分な機能と扱いのやすさで人気のモデルとなっており、キャンプ場では必ずカブると評判のテントです。
設営動画で予習していましたが、インナーテントの処理などに手こずり、カタログ設営時間30分のところ、1時間半ぐらいかかってしまいましたが、なんとか形になりました。
13時ぐらいから、設営し始め、15時にはまったりすることができました。
本を読んだり、ゆったり川を眺めたり・・・
なんて思い描いていたことはなかなかできず、せわしなくおやつや夕食の準備にとりかかります。
買ってきたパンをつまみながら肉を焼いたり、お餅を焼いてみたり、ただただ家族で話すだけの時間。
とっても贅沢な時間です。
ただ現実は虫と格闘したりでなかなか落ち着いてゆっくりすることができませんでしたが、まったくデジタルに触れない時間は現代では貴重です。
虫の声に耳を済ませながら、いつの間にか寝ており、朝日とともに起きます。
翌朝はフランスパンを半切りにして、ベーコンとカマンベールチーズを挟んだクロックムッシュサンドにしました。
これが最高に美味しかったです。
チェックアウトは12時半でしたが、雨の予報もあり、周りも撤収が早かったため、我々も早めに撤収、濡れずにテントをしまうことができました。
テントをしまった後は少しのんびりして川を眺めます。
その後雨が降ってきたので、キャンプ場を後にし、約20時間のデジタル・デトックスのキャンプを終えて帰宅しました。
キャンプとしてはまだまだスマートさに欠けるし、荷物も多くなってしまいましたが、目的とした身体を解放し、感覚に委ねる時間を持てたことは本当に幸せでした。
帰ってきてからも、しばらくはスマホの電源を入れずに、余韻に浸りながら後片付け、今こうして久しぶりにPCを開いています。
最近はキャンプブームでキャンプ場自体も便利になったり、快適になっていますが、その分かかる費用も大きくなっており、正直それならホテルに泊まったほうが何倍も快適だと個人的には思います。
多様性に配慮した結果がこうなっているので否定はしませんし、家族の形態に合わせて多くの人が楽しめるなら、それもありだと思います。
「よりシンプルに、身体を解放する。」
私自身はこれをテーマにこれからキャンプにハマってみようと思っています。
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