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イギリス旅 ~ GRⅢxで見た世界③ ~

3日目、この日も安定の5時起き。まだ暗い街を眺めながら準備を進める。
本日の目的地はソールズベリという中世英国の雰囲気を残す田舎町。
ストーンヘンジを見に行くツアーへの参加である。

前回の記事はこちら↓

朝食後にウォータールーという駅に移動、そこから鉄道で1時間30分の旅である。かなり大きい駅であったが迷うことなく7時半、カフェラテを持ち込み乗り込んだ。

ウォータールー駅構内(GRⅢx)

午前9時半、ソールズベリに到着、駅を出てすぐにストーンヘンジツアーのバスが到着するバス停を発見、10時までは時間があったのでその間、近くを散策した。

かわいい壁画と川(iPhone13)
ハロウィン仕様(iPhone13)
牧歌的な空気のある町並み(GRⅢx)

朝が早いためかほとんど人が歩いておらず、いつも人で溢れかえっているロンドンの中心街とはまるで違う空気が流れている。
中世ヨーロッパにタイムスリップしたような牧歌的な空気がとても良い。

そういえばそろそろハロウィンだった。日本でも最近ハロウィンは若者が仮想して街で騒ぐといった様相で定着しているが、本場のこっちはすごそうだ。いたるところでハロウィンの準備がされていた。

10時、駅に戻ったところで数人が並んでいてツアーのバスが到着した。
私達は前日に予約して支払いを終えていたが、この場で支払って参加することもできる。

バスはストーン・ヘンジのあるところから少し離れたビジターセンターに到着し、そこから徒歩かランドトレインに乗ってストーンヘンジある場所へと移動する。

何もない大草原に羊たちの群れが見えて歩くのも気持ちようさそうではあったが時間ももったいないのでバスで移動することにした。
草原の走り、ストーン・ヘンジを隠すようにある森を抜けると、いよいよ世界遺産の1つ、ストーン・ヘンジが見えてきた。

ストーンヘンジ(GRⅢx)

以前は近くまでいって触ることもできたらしいが、現在は張り巡らされた柵の外からしか眺めることができない。いつも雨やら曇っているイメージがあるがさすがの晴れ男、青い空とストーン・ヘンジを撮ることができた。

ストーンヘンジとカラス(GRⅢx)

見る角度によって全然違うものになる。
ストーン・ヘンジは見る人によって賛否両論ある世界遺産ではあるが、私個人は来て良かったと思う。

なぜここにあるのか、その目的も形の意味も謎が多いストーンヘンジではあるが、私自身はこの場所で少しパワーももらえたような気がする。

30分ほどの鑑賞を終えて、ビジターセンターに戻り、お土産を見ながら、ソールズベリへ戻るバスを待った。

街へ戻るともう一つの目的地、ソールズベリ大聖堂という英国随一の高さを誇る1220年代に建てられた協会を見にいった。

大聖堂への入口(iPhone13)
ソールズベリ大聖堂(iPhone13)
美しい水鏡と内観(iPhone13)
外観(GRⅢx)

個人的にはウェストミンスター寺院よりこちらの建物の方が好きだった。
中には1215年にジョン国王が「たとえ王であってもその権限は法律によって制限される」と明文化し、立憲主義、人権の基礎となった「マグナ・カルタ」の原本の1つ(現在4点が現存しており、うち2点は大英図書館、1点がリンカン大聖堂、ソールズベリ大聖堂に保管されている)をみることができる。

残念ながら撮影はできないが、たしかに小さな紙にびっしり書かれた英語のマグナ・カルタが現存していた。

ソールズベリ大聖堂を後にし、ロンドンに戻る列車まで街を散策することにした。

紅葉と落ち葉(GRⅢx)

本当に美しい街で絵になる景色ばかりであった。
街の入口で見つけた壁画の制作者(DAVID SHILLINGLAW)と思われる人が個展の準備をしているのを眺めていたら入っておいでと手招きされた。

まだ準備中だというのに、色々と作品を見せてもらい、絵葉書までいただいた。拙い英語で申し訳なかったけど、日本にも来たことがあるらしい。
思わぬ交流や出会いもまた旅の醍醐味だ。

ちなみにDAVIDの奥さんも作家さんで虫をモチーフにしたアート作品を展示していた。横では娘が絵を書いて遊んでおり、アートの才能はしっかりと彼女に受け継がれているようだ。

彼らの作品はこちらのサイトで買うこともできるので見てもらいたい。
後で調べてみたらフォロワーが4万人以上もいる有名人であった・・びっくり。

DAVID SHILLINGLAW ARTWORK (iPhone13)

こんな有名人が気さくに話しかけくれるなんてほんと驚くが、これまでの旅で思ったことはイギリス人は皆一様に優しい。
とても紳士的だし、差別的な扱いを受けることはなかった。

拙い英語も一生懸命聴いてくれようとしてくれるし、そんなに海外経験があるわけではないが、アメリカ圏では結構英語できない人に冷たい印象がある。

街歩き(GRⅢx)

街歩きの後は列車が遅延しているとのことだったので駅前にあるパブで小休止、揚げたてのポテトフライとビールで喉を潤した。
こっちにきてすっかりパブ飯がお気に入りになってしまった。

駅前の美しいパブ(iPhone13)
パブ天井(GRⅢx)

美しい街並みと人に心が温まり、夕方17時、ソールズベリの街を後にしてロンドンへと戻った。

ウォータールー駅からホテルまでは歩ける距離だったのでテムズ川にかかる橋を渡りながらロンドンの美しい夜景を見て帰った。

テムズ川の夜景 奥にセントポール大聖堂が見える(iPhone13)


この日の夕食はホテル近くのスーパーマーケットで食べたいものを買って食べた。

味はいまいちだったが久しぶりのタイカレーと米に満足し、3日目の旅を終えた。

続く。

#イギリス旅 #旅行記 #海外旅行 #日記 #写真   #GR3x  



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ふつうのひと@理学療法士_JSPO‐AT
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