未来予知とGoogleニュース。
今読んでいる本が面白い。
その本の紹介は後にまたしようと思うが、量子力学の世界では「未来予知」が科学的なレベルで説明できるらしい。
簡単にいうと莫大な過去の記憶が保存されていれば、後に起こることはかなり正確に予知できるということであり、宇宙レベルでみればそれが可能であるという仮説が立てられるらしい。
かなり壮大だけども、これを読んでふと思ったことがある。
最近、この手の「予知」や「以心伝心」的なのをよく感じることがあるなと。
人が脳で認知し、記憶できることには限りがある。
それでも目に見える情報だけではなく、人が発する様々な情報を敏感に感じ取り、かなり正確にその人の行動や考えを述べることができる人もいる。
占いなどもその類だと思うが、これも一種の過去や現在の情報から未来を予測する一種の「予知」なんだと思う。
宇宙レベルまでいかなくても、人間レベル以上に過去の記憶を保存できるのがAIだろう。
現に、私達がインターネット上に何かを検索し、アップロードするたびにその莫大な情報は記憶されている。
個人レベルでもかなりの量の「私の考え」や「行動」が記憶されているのである。
それを元にアルゴリズムは私の行動を読み解き、私に最適な「広告」を提示する。
数年前までは、単に過去に検索したことのあるワードを元にした(興味のありそうな)ニュースや広告の表示が主だったが、最近では、先取りしたかのようにまさにこれから検索しようと思ったワードに関連したニュースや広告が表示されるようになっている気がする。
最初は「あれ、これ検索したっけな?」なんて思ってたけど、明らかに「え?会話聞かれてた?」、「心の声聞こえている?」って感じることが多くなったのだ。
マイクやカメラが知らず知らずオンになっているといった都市伝説もあるが、まさにこれが、莫大な情報の記憶から予測した私の心理や行動に基づいて作成されているアルゴリズムの一種なのだということがわかる。
なので、先の量子力学の話はまったく荒唐無稽な話ではなく、現実に実感できる話なのである。
ちなみに、もうすでにこのようなことはマーケティングの世界では当たり前に利用されており、私達が「自由意志」で選択していることも、実は巧妙に誘導されている可能性がある。
なんてことがわかっていても私はGoogleで今日も何かしら検索をしている。
未来は予測できる。
ただし、それは運命ではない。
来るべき未来は自分で変えることができる。
パソコンが欲しいと思って、携帯を開いた瞬間に、欲しかったパソコンの画像と割引情報が流れれたとしても、それをクリックするか否かは自分で決めれるのだ。
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